ヒバ林の妖精ヒメホテイランです。
こんなところで育つの?と思えるような、ヒバ林の林床で咲いています。
中部地方で見られるホテイランの基本種だそうです。
ホテイランの名は唇弁の形が布袋様の腹を思わせることから。
白花も結構な確率で見られます。
群生することは少ないですが、今年は並んで咲いているものが2ヶ所で見られました。
ヒメホテイランは、青森県と北海道南部の一部にしか生育しません。
地中の菌と共生しており、ここでしか育ちません。
大きさは3~15cm位、よく見られるのは10cm以下。
小さいのは私の小指より小さい。
環境の変化に弱く、盗掘と森林伐採により激減しているそうです。
栽培不能な種であり、掘り取っていっても育てることができないので、見つけても写真を撮るだけにしたいですね。