当方がKATOレールをメインに使う理由は、最初に購入したのがKATOレールだったというのもありますが、他にも様々な理由があります。
これからNゲージを始められる方の参考になればと思います。
・レールの付け外しが簡単
これが一番大きな理由だと思います。
当方の事務所は、空いていた古民家をそのまま利用しているもので、大きな押入れがありました。
その押入れにプラレールのレイアウトを設置したのが、今のKATOレイアウトに繋がるきっかけとなっています。
押入れなので、レールを設置することを考慮されておらず、押入れの奥ほどレールの設置は手が届きにくくなります。
KATOレールなら、それほど力を入れずとも「カチッ」と音が鳴ってレールがロックされます。
逆に外すときは、レールの繋ぎ目を横に折るように引っ張るだけで簡単に外れます。
これを可能にしているのが「ユニジョイナー」というKATO独自のレールジョイント部品にあります。
ユニジョイナーは他にも、レールが隙間や段差なく繋がる、通電不良が起きにくいなど様々な恩恵があります。
破損した場合もユニジョイナーを交換するだけで元通りです。取り外しや交換も簡単で、通電を防ぐ「絶縁ジョイナー」や、鉄橋などでユニジョイナーが接続できない時に使用する「片ジョイナー」など、利用に応じたジョイント部品に交換も容易です。
・パワーパック(電源)が安い
複数のレイアウトを組むと、その数だけ必要になるのがパワーパックです。
車両やストラクチャーに比べると購買意欲は上がらないものなので、出来るだけ安く良いものが欲しいところです。
KATOで現行一番安いスタンダードSXは、家電量販店ならACアダプター込みでも5000円もしない上に、常時点灯機能や低速走行対応など、必要な機能は全て網羅されています。
これと近い性能のものをTOMIXで買うと、10000円近い上位機種になります。
車両とレールセット一式が入ってお得なスターターセットにもスタンダードSXが入っていますので、車両を買いがてら、安価にレイアウトの部品を揃えやすいのも嬉しい点です。
・種類は少ないが分かりやすい
TOMIXと比べてレールの種類が見劣りするというのが一般的な見解で、その点は当方も理解しているところです。
ただ、初心者となると使用するレールは限られます。選択肢は少ないとは言え、レイアウト作りに必要なレールはKATOでも網羅されています。
また、KATOでは、単線レール、複線レールがはっきり分かれています。これは欠点にもなり得る点ではありますが、初心者には理解しやすいです。
もちろん、単線・複線レールは交互に繋げることもできます。
・高架や駅などのシステムが統一
KATOにはレールを繋ぐ「ユニジョイナー」と共に、ホームや高架レールに使用する「Sジョイナー」というものがあります。見た目が全く違うので混同することはなく、逆にジョイナー系は大まかにこの2種だけです。
Sジョイナーは駅のホームを繋いだり、高架レールと橋桁を繋げるのに使えます。
ユニジョイナー同様に、カチっと音がすれば接続、折るように曲げると簡単に外れるという利便性があります。
さらに、Sジョイナーは上下逆さまに繋げることで、橋桁がない時に繋ぎ目を頑丈に接続することも可能です。
ユニジョイナーも駅に使う場合があります。KATOの電灯対応のホームにはレールが内蔵されていて、ホーム同士を線路と同様にユニジョイナーで繋ぐことで簡単に電灯を設置することが可能になっています。
このように、数少ない種類のシステムを共通で使うことで、利便性や簡易性が高められています。
次回はTOMIXレールを使う利点について触れようと思います。
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