ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

KENWOOD KA-3020 プリメインアンプ ジャンク品

2023-02-01 | プリアンプ

KENWOOD KA-3020 プリメインアンプ ジャンク品
作業部屋のBGM用にFET差動プリ+Technics SE-9060を使用していますが棚の上にのせているTechnics SE-9060がけっこう重いので地震があったときに不安があったので比較的軽いアンプを探していてローエンドモデルのKENWOOD KA-3020(当時の価格で35,000円)のジャンク品が1,650円で出ていたので購入してみました。
整備後 残留雑音 L,R=0.3mV  周波数特性 L,R=7-70KHz -1db

前面 目立つ傷などはありません。「欧州、特にイギリスで高い評価を受け、その後日本で発売となったプリメインアンプ。」という肩書で出力は50W+50W(6Ω)と家庭では十分な出力です。トーン回路をジャンプするソースダイレクト入力スイッチが付いています。ツマミなどは薄いプラスチックなので操作感は安っぽいですが見た目はそれほど悪くないです。

リア側 ローエンドモデルですがちゃんとPHONO端子が付いています。スピーカー端子は大き目の物が付いていますがそれほど丈夫な端子ではないようです。

カバーを取り外したところ ICを使用したシンプルな回路で合理的なレイアウトです。パワートランジスタはTO-3PLタイプでこれ中華製のパワートランジスタの気がしますが??。

トーンコントロール基板 音量ボリュームは最小音量時に少しガリが出ていたのでクリーニングしました。その他のボリュームのガリはありませんがグリースが溶けていたので清掃しました。

50W+50W(6Ω)にしては少し小さいかな?。まあ連続して最大出力は出さないので・・

電源回路は ELNA 50V-6800uFを使用しています。国産のコンデンサーを使用しているので安心感があります。アイドリングは40mAに設定DCバランスも3mV以下となっています。

入力切替回路とイコライザ基板

イコライザはJRC NJM4580DD オーディオ用デュアルオペアンプ(ローノイズ選別品)を使用しています。電源電圧も高く設定してあるようで許容入力を上げているようです。

リレーは分解清掃します。

L,R=100Hz

L,R=10KHz

試聴中 プリメインアンプは便利

 

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Technics SU-9070 5台目

2023-01-01 | プリアンプ

Technics SU-9070 5台目
あけましておめでとうございます いつもくだらない記事をご覧いただきありがとうございます。
左右から音が出ないジャンク品を3,000円で購入しました。このプリアンプはトーンコントロールや余計な操作部分が無く回路が単純で残留雑音が少ないので気に入っています。修理後 残留雑音 L,R=0.025mV  周波数特性 L,R= 5-40KHz -1db

フロントパネルのツマミに欠品はなさそうです。各スイッチやボリュームは動きます。電源ランプは切れていませんでした。アンプをチックすると書いてあった通り音が出ませんでした。   ホームページはこちら

天板は少し錆が見えます。サイドパネルは一部に赤さびがあったので錆を落として艶なしのスプレーで塗装しました。

リアパネルは比較的きれいです。RCA端子は外と中(ホット側)を紙やすりで磨いておきます。

天板を取ったところ。密閉構造なので埃はほとんどありませんでしたが何かの虫のサナギが見つかりました。

フロントパネルとサブパネルを外したところ。

音量ボリュームとバランスを洗浄します。中級機(70,000円)ですが中々良いボリュームを使用しています。

スイッチ類は全て分解清掃します。あまり汚れはなさそうですがグリースが溶けてベタベタでした。

リレーは分解清掃しますがほとんど汚れはありませんでした。

調整は TP1-TP2間のプラスの電圧を測りその電圧と同じマイナス電圧をTP1-TP3をVRを調整します。(私の場合は43.1Vでした)

交換部品 電解コンデンサーはチェックすると容量などは大丈夫なのですが実際回路に入れてみると動作がおかしい物があるので全部交換します。TRはチェックすると大丈夫なようです。

修理終了 音が出なかったのはスイッチの接触不良とバランスボリュームの接触不良のようです。特にバランスボリュームは普段全く動かさないので接触不良になりやすいようです。たまには動かさないといけないようです。その他ハンダの薄いところはやり直しておきます。

L,R=100Hz

L,R=10KHz

 

 

 

 

 

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Kensonic Accuphase C-200 ボリューム交換

2022-12-04 | プリアンプ

Kensonic Accuphase C-200 ボリューム交換
メンテナンス後しばらく使ってもらっていましたがボリュームから雑音が出てきたりRCA端子の接触不良(プリとパワーを繋ぐと音が途切れるときがある)が出てきたというお話でしたのでメンテナンスをしました。

改めて持つとプリアンプの割に結構重いです。

プリ出力は2つあるのですが単に並列に繋がっているだけです。

C-200のボリュームはこのクラスのプリアンプにしては貧弱な気がしますが交換となるとこのセンタータップ付きのボリュームは市場にはありません。またシャフトが長いのでこれも市販品はありません、そこで特注になるのですがまだアルプス電気カーボンボリウムRKシリーズが特注を受け付けているようなので三栄電波(株)を経由して申し込みました。RK27112-S35-21-A254-L 250KΩAカーブ中点タップ付き3,860円+送料680円 カーボンボリウムの21クリックタイプです。カーボンタイプですがギャングエラーも少なくまともな製品です。

C-200の250KΩAカーブセンタータップ付きでプラスチックのカバーが付いているので剥がすとごく一般的なボリュームです。なんでカバーが付いているのでしょうか?。

シャフトの長さは35mmです。

RCA端子を交換 他の端子は接触をよくするためホット側を紙やすりを丸めて磨いておきその後アルコールでクリーニングしました。

取り外したRCA端子 ホット側が少しグラグラしています。構造上ここに太くて硬いケーブルを繋ぐのは止めた方が良さそうです。ケーブルは細くても太くてもオーディオ用なら音に変化は無いので。

チェックして異常がないのを確認して終了。

 

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Technics SU-9070 4台目

2021-08-22 | プリアンプ

Technics SU-9070 4台目
電源入らずの部品どりジャンク品が出ていたので4,000円で購入しました。最近プリアンプはシンプルな回路を使用しているのを好んで使用していますので必要のないYAMAHA C-2やONKYO Integra P-306は処分してしまいました。個人的にごてごてした回路にそれを補う回路が付いているアンプは見ていて好きにはなれませんでした。技術的には優れているのはわかるのですが・・すべてが完璧に機能していないと破綻する回路はどうも好きになりません。昔からシンプルな回路が良いといわれているのはあながち嘘ではないようです。そういえば昔から何となくシンプルな回路の方がのびのびした音がするような気がしていました。
整備後 残留雑音 L,R=0.02mV 周波数特性 L,R=5-80KHz -1db

前面 目立つ傷はありませんが汚れが目立ちます。

汚れがあります。

後ろ

RCA端子は汚れがあります。

天板 全体的に錆が浮き出ています。

塗装しないとだめですね。

横 錆は上部にあります。

裏側 傷があります。

天板を取ったところ 密閉構造なので中に埃はありません。

裏板を取ったところ メンテナンスは良さそうです。

200mAヒューズは切れていませんでした。

電源ランプが切れていました。 これで電源入らないと思ったようです。

プッシュスイッチは奇麗でした。

リレーはきれいでした。出力をアースに落とすだけのリレーです。

切り替えスイッチはそれほど汚れていませんでした。

ボリュームは取り外して洗浄 音量用ボリュームは良いものを使用しています。

こちらの切り替えスイッチはグリースが溶けてべたべたになっていて緑青が出ていました。

電源回路の電圧調整 TP1,TP3間を-43Vに調整

-43V

AUXから信号を入れるとL側は正常ですがR側から音が出ません??。TRは全てチェック済みで電解コンデンサーは全部交換しましたから・・・回路図を見ながら信号をチェックするとフラットアンプに信号が来ていませんでしたので直接信号を入れると音がしますということでフラットアンプは正常なので今度はスイッチの接触不良を疑って色々調べてみるとバランスのボリュームのR側のハンダがされていません。どうやら取り外して洗浄して取り付けるときにハンダし忘れたようです。ボケが始まったようです。

修理終了 ハンダの薄いところはやり直しておきました。

交換部品  使用したコンデンサーはKMG,SME-BP,MUSE-FG,ELNA,RUBYCONなど

L,R=100Hz

L,R=10KHz

天板とサイドパネルは錆があったので塗装しました。

完成 音は前のSU-9070と同じなので省略相変わらず低雑音なアンプです。シンプルな回路は歪や周波数帯域などは少し見劣りしますが私の耳には心地よく聞こえます。人間が聴こえない領域の直流領域や短波領域までの周波数領域は他の問題を引き起こすような気がします。

 

 

 

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Technics SU-9070 3台目

2021-05-26 | プリアンプ

Technics SU-9070 3台目
電源が入り音が出た(雑音でも音は出ましたという製品が結構多いですが・・。)という製品をちょっと高かったですが7,150円で購入しました。このプリアンプは回路がシンプルで雑音が少ないという印象があります。

前面 小傷はありますが目立つ傷はなさそうです。このシリーズは傷が目立ちやすいです。トーンコントロールなどが無くシンプルです。同じような時代のシンプルなプリアンプPioneer C-21 は中古価格が高いですがこちらのプリは汚れや傷が目立ちやすいのか中古価格が安いです。

上面 錆はなさそうです。

側面 こちらも錆はなさそうです。

後ろ

カバーを取ったところ。中はシンプルでメンテナンスはしやすいです。初段はカレントミラー負荷差動増幅回路を使用しています。

入力切替SWの汚れは少ないです。保存状態が良かったのかもしれません。

ボリュームとバランスは分解できないので取り外して洗浄します。

プッシュSWは分解しましたが汚れはありませんでしたのでチェックのみ。

ミュートSWを分解清掃

レコードモード切替SWは分解清掃します。溶け出したグリスが付いていて緑青も出ていますがそれほど汚れていないようです。

テープモニターSWも分解清掃します。こちらも同じような状態です。

リレーを取り外します。

接点は奇麗でしたので清掃のみ。このプリアンプは出力をアースに落として出力をOFFにする構造なので接点が汚れていても問題ありません。

交換部品  TRはチェックしましたが劣化はありませんでした。使用したコンデンサーはニッケミKMG、SL、SMG、東信工業、ELNA、ニチコンMUSE FGなど

 

修理終了

調整はTP1-TP3間の電圧を-43.0Vに調整します。

-43Vに調整

L,R=100Hz (AUX)

L,R=10KHz (AUX)

L,R=1KHz (PHONO)

完成 残留雑音:0.025mV(無補正)  周波数特性:5-80KHz -1db このアンプは雑音が0.025mVと非常に少ないです。

試聴中 派手さは無く落ち着いた音です。この時代のアンプは最近のアンプと違って力強さや押し出し感は弱い気がしますがその分中音域が滑らかなしっとりとした感じの音がするような気がします。

 

 

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AGI Model 511その3

2021-03-31 | プリアンプ

AGI Model 511その3
このプリアンプはたまに使うのですがそのたびに電源コンセントに差し込むのはめんどくさいので設計者には失礼ですがパワースイッチONで電源が入るように(まあこれが普通というか世界共通ですよね)配線しなおしました。電源が常時ONというのは精神的に良くないですので。

中身は大したことないのに木のケースに入っていると高級感があります。

配線を変更します。

完成。これでコンセントにつなぎっぱなしにできます。

 

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ONKYO Integra P-306その2

2020-12-09 | プリアンプ

ONKYO Integra P-306その2
整備後しばらく使用していなくて又つないでみたらしばらくして「ボソ」とか「ガリ」とかの雑音が右側からする時があり調べるとPHONOでもAUXでも雑音がすることからどうもフラットアンプから雑音が出ているようです。この雑音が曲者ですぐ出るときと出ないときがあるという困った雑音です。
まず真っ先に疑うのは初段の差動回路2SK150ですが新品を購入して取り換えても変化なし、カレントミラーの2SC2291を疑って交換しても変化なし、出力段かなと思って2SC2240を交換しても変化なし結局2段目の差動回路の2SA979を交換したら雑音は収まりました。こういう雑音を見つけるのはけっこう大変です。
R側の2SA979を交換しましたのでL側の2SA979も交換します。(私は右左のどちらかのTRを交換したら反対側も交換するようにしています。)

雑音を発生していた2SA979 測定時には異常が見られないので困ります。

どうせなので電源回路のTRも交換、ブリッジダイオードはリカバリの早いダイオードに交換しました。

修理終了 TRを交換したのでサーボアンプの調整をします。

完成 もう雑音は出さないでほしいです。

その後今度は左側から雑音がしたので他のTR,FETも交換しました。結局イコライザは1/3ぐらい交換フラット、トーン部分は全部交換、したのでトータル電源含めて2/3はTR,FET,ICを交換した感じでしょうか。

 

 

 

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ONKYO Integra P-306

2020-11-26 | プリアンプ

ONKYO Integra P-306
オークションに「音出し確認、接続コード付きジャンク品」が出ていてちょっと高い気がしましたが14,500円で購入しました。1979年発売ですから40年前の製品です。
この時代は接続コードとかスピーカーケーブルとか色々話題があふれていました。今考えると他愛もないことなのですが当時は取るに足らないことを大げさに宣伝することが流行っていてそれを評論家が書くものですから製品を購入するユーザーは振り回されていた時代だったと思います。このアンプは「Wスーパーサーボ方式」という考えで作られていてアンプの出力の他にサーボアンプのセンサー端子も備えています。この時代は東芝AUREXのアンプに採用されていたクリーンドライブもありました。考え方はわかるのですが「それが音に影響するのか?」と当時の私は不思議に思っていました。評論家の方は音が劇的に変わると盛んに書いていましたが・・・私は「そんなわけないだろう!」と思っていました。今は採用されなくなってしまいましたがこの時代は色々な考え方があってすごく活気があった時代でした。

前面 汚れはありますが目立つ傷はありません。音出し確認とあったので一応チェックすると膨大なノイズがあり発振しているようです。まあ音楽が聞こえたとは言ってないので雑音でも音が出ていますので間違いではないですが・・・。

表示用ランプは所々点きません。14Vの電球を使用していますが電圧を測ると15Vあるので切れて当然ですね。

後ろ側 こちらも比較的きれいです。RCA端子もきれいです。普通の出力端子もあるので素人考えですがこれに1mのコードを付けてパワーアンプに繋げれば何ら問題は無いと思うのですが?。

上面 こちらは所々錆が見えます。

出力ケーブル やはりONKYOのアンプといえばこのケーブルでしょうこれが付いていたので購入したわけです。

ケースを開けたところ。

各ブロックごとにこのプラスチックケースが付いています?多分素人考えですがこのアンプはDCアンプなのでTRやFETが温度的に安定するように考えて付けたのかな??単なるデザイン?

プラスチックケースを取ったところ 当時の価格100,000円にしては良い部品を使用している気がします。

パネルを外したところ

ツマミが中々外れなくてペンチで無理に引っ張ったら傷がついてしまいました(>_<)。ツマミはアルミの削り出しを使用しています。

表示用ランプ もうこういうランプは販売していません。LEDに交換するかいっそのこと全部付かなくするかどうしようかな

VRは全て高級品の帝国通信工業株式会社(NOBLE)を使用しています。この価格のアンプでは珍しい。

メインVRは分解できませんがそのほかのVRは分解できるのできれいにしておきます(さすが高級品です)。

SW類は全て分解清掃します。内部は汚れています。密閉構造のスライドSWは分解しましたが汚れはありませんでした。

端子をきれいにします。この後SWを組み上げるのですがスライドする端子の位置がズレてしまいもう一度分解して組み上げました。分解したとき注意深くSWの構造を見ていなかったので勘違いをして組み立ててしまったようです。

電源回路のTRはシリコングリスが塗布されていませんでしたので塗っておきました。この放熱器はけっこう熱くなります。

イコライザアンプにはデュアルFETの2SK146をパラで使用しています。これgmが高いのでパラにしたら発振しやすくなりますねメーカーでは特性のそろった製品を選別して使用しているんでしょうけど我々アマチュアが購入すると特性がそろっていないない製品が多い気がします(デュアルFETなのに特性がそろっていない製品が多い気がしますメーカーで弾かれた製品なのかな?)。MC入力とMM入力はイコライザのゲインを変えて対応しています。回路を見るとなかなか凝った構成のようです。

ラインアンプの入力にはデュアルFET 2SK150を使用しています。

サーボアンプに使用されているJRC 4558DX

基板の電源には銅板を使用しています(この時代流行りましたね)。ラッピング配線ですが一応ハンダを浸み込ませておきます。

出力のリレーは信号をアースをするかしないかの方式なのでチェックのみ

電源SWへのACコードの引き回しはちゃんと金属のカバーの中を通しています。こういうところまで気を使っているプリアンプはあまり見たことがありません。

左側 電球 右側 交換したLED LEDは秋月電子で購入した電球色のLED(OSM54L3E32B)でスモークタイプ拡散型で直視してもぎらつかないので電球の代わりに使えます。

ランプはSTANBYを除いてLEDに交換しました。LEDは4mAで使用します。元の電球が14V60mAでしたので1/15の消費電流で明るさはLEDの方が明るいです。

フロントパネルをつけてランプのチェック中

2SK146 チェックしましたが特性はまあまあそろっています。メーカーでは選別品を揃えているようです。

裏から見ると2SK147が2個アルミケースに入っているのが見えます。

2SK109 チェックしましたがこれも何とか使えそうです。

アース端子は汚れていたので磨いておきました(これによるノイズが発生していて発見するのに苦労しました)。

出力端子のRCA端子がひび割れていたのでエポキシ系接着剤で補修しました。

調整中 DCアンプなのでけっこうクリチカルです。

交換部品 今回使用したコンデンサーはニッケミKMG、TOSGIN AUDIO、ニチコン ミューズFG Panasonicです。サーボ用ICは全部交換 その他劣化したTRを交換 DCアンプは古くなると交換部品が多いです。

L,R=10Hz AUX

L,R=100Hz AUX

L,R=10KHz AUX

L,R=1KHz PHONO

完成 残留雑音 L,R=0.06mV  周波数特性 L,R=5-100KHz -1db

Technics SL-1300+EPC-270D+ONKYO Integra P-306+YAMAHA B-2+VICTOR SX-3Ⅲで試聴中 YAMAHA C-2と比べると意外にパワフルな音がします。よく聞くと低域が力強い気がしてこれがサーボ効果なのかもしれません。その後クラシックをじっくり聞いているとホールの響きがよくわかる感じがします。奥行き感があるような感じでしょうか。

 

 

 

 

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LUXMAN CL35II

2020-10-25 | プリアンプ

LUXMAN CL35II
使用していなかったアンプをまた使用してみたいので見てほしいと依頼がありましたので預かってきました。
LUXMAN CL35IIは有名な真空管プリアンプでそのデザインが気に入った人も多かったようです。このアンプは2代目でこのシリーズは3代目まであるようです。
パネルレイアウトは何となくマランツ Model 7に似ているような気がします。
イコライザ回路には3極管を3段構成で用いたマランツ型と呼ばれるK-K・NF方式を採用していることからマランツ Model 7を意識していたことは間違いないようです。1972年発売ですから45年以上前の製品となります。

正面  どことなくマランツ Model 7に似ている気がします。マランツ Model 7のイコライザ(K-K・NF方式)と同じ方式(回路定数は結構違いますが)を採用しています。この方式(K-K・NF方式)は発振しやすいのですがマランツ Model 7はそれを承知で採用して音作りしているようです。昔マランツ Model 7とマッキントッシュC22、ONLIFE Research U-22 LUXMAN CL35IIを試聴した時私にはModel 7が断然よかった記憶があります。この当時天才が作ったModel 7は別格のようでした。

ツマミは汚れています。

リア RCA端子は磨いておきます。

電源の端子が交換されています。そういえばこのアンプは私が15年ぐらい前に一度メンテナンスした記憶がありその時交換したようです。ネジもきれいなのでその時全部交換したようです。

MCトランスを刺すソケットがあります。

真空管は7本使用しています。

12AX7が6本12AU7が1本です。

イコライザの初段はPHILIPS ECC83を使用していて後はMATSUSHITA製のローノイズ管を使用しています。この真空管は以前メンテナンスした時に私が交換したのかな?記憶があいまいです。

内部は電解コンデンサーの交換とフイルムコンデンサーの交換がされています。ほとんど使用していなかったというので劣化は見られません点検のみとします。

ヘッドフォン回路も電解コンデンサーが交換されています。電源回路はファーストリカバリーダイオードに交換されています。

電源用コンデンサーは増量用にコンデンサーが追加されています。このプリアンプはトランスの故障(ショート)が多いような気がします。原因は湿気によるものなのかはわかりません。

ツマミは洗浄します。

フロントパネルも洗浄します。

サブパネルを外したところ。

切り替えSWはどれも真っ黒です。これが原因で音切れが発生したようです。

汚れを取り接点には接点グリースを少量つけ、機械的な動作部分にはグリースを塗布しました。

ツマミのプラスチック部分は艶出し剤で磨いておきます。

ボリューム関係は分解できないので洗浄後少量の接点復活剤を塗布しておきます。

長年使用していなかったというのでスライダックトランスを60Vぐらいにして電源トランスを温めて内部の水分を飛ばします。

完成 整備後 残留雑音 L.R=0.1mV  周波数特性 L,R=10Hz-50KHz -1db  (最初はノイズが多かったのですがアースやら部品の付け替え配線の手直しなど・・色々やりました)真空管アンプでは左右のレベルが違ってくるのが多いのですがこれは良くそろっています。真空管は雑音レベルが一番小さくなるよう組み合わせを行いました。ボリュームは少しガリがありますがこれは交換しかありません。真空管のソケットも交換した方が良いのですが大掛かりになるのでそのままにしました。ヘッドフォンは使用しないのでVRをMINにしておきます。

L,R=100Hz  (AUX 2)

L,R=10KHz  (AUX 2)

L,R=1KHz   (PHONO 1)

システムに設置 Technics SL-1300+EPC-270D+LUXMAN CL35II+YAMAHA B-2+VICTOR SX-3Ⅲ

試聴中 イコライザはゲインがけっこうあるので出力が小さいカートリッジでもボリュームを上げなくても大きい音が出ます。今のプリアンプのように見かけ上のSN比を上げるためゲインを少なくしたアンプとは違います。
音は普段使用しているYAMAHA C-2とそんなに変わらない音でそれでいて柔らかい音がします。このアンプはリアパネルに入力関係のVRやアンプ出力のVRがあるのでそれぞれ繋ぐ機種に対し最適なレベル調整が可能です。

 

 

 

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ONKYO Integra P-303 取り付けネジ追加

2020-09-12 | プリアンプ

ONKYO Integra P-303 取り付けネジ追加
ファンクションスイッチの取り付けネジが片方しかなかったことが気になっていたので取り付けました。しかしメーカーのコストダウンにはネジ1本まで考えているのはすごいですね。

フロントパネルを取り外します。

スイッチの取り付けネジが片方しかありません。強度的に問題ないのでしょうが見てしまうとどうも気になってしまいます。

手持ちのネジで取り付けました。これで精神的に安心です。

 

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