このところ不動産業界は好調であり、その要因はコロナ禍であるということらしいです。一般的には飲食店などは営業時間の制限等で売り上げはどん底で、それに付随して家賃の滞納や解約で不景気なんじゃないかという風潮ですが、実際はそうではありません。滞納があっても入金させるまで粘るだけですし、最悪出て行ってもらうだけ。そして、解約になったとしても、飲食店以外の業種はトラブルも少なく大歓迎なんですよね。しかも立地条件がよければすぐ決まる。
また、コロナ禍前までは、ホテル建設ラッシュで、土地の取引という意味では不動産会社の利益があったのですが、コロナ禍になり外国人客が見込めなくるとマンション建築ラッシュとなりました。不動産会社は土地の取引し、分譲して一般ユーザーと取引するわけですから、ホテル建築よりマンション建築のほうが不動産業界にとって二度おいしいわけです。
ましてや、コロナ禍で在宅勤務が増え、自分の時間が増えたことで、いろいろ吟味したうえで、ミドルリスクミドルターンの不動産投資に流れたようです。また、利便性をもとめるため、駅近物件も好調らしいです。
以下に不動産会社の売り上げ順にランキング10位まで表示していきます。
※単体の会社ではなく不動産業を主体としているグループでの売り上げ(2020年度)
1、三井不動産 1兆8,611億9,500万円 旧財閥系
2、三菱地所 1兆2,632億8,300万円 旧財閥系
3、住友不動産 1兆132億2,900万円 旧財閥系
4、東急不動産 9018億8400万円
5、野村不動産 6685億5100万円
6、オープンハウス 5403億7600万円
7、ヒューリック 3572億7200万円
8、東京建物 3230億3600万円
9、イオンモール 3129億7600万円
10、スターツコーポレーション 1950億7700万円