一月十五日、今日は小正月。
成人式の休日が第二日曜に変更になり、色あせてしまったようだ。
下の文は、昨年の一月十五日、たまり場のブログに書いたもの。
生活の中に組み込まれた伝承ごとに、先人たちの知恵や教訓がある。
今一度見直してみたいものだ。
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15日が成人の日で休日の時は地方の小正月の話題も頻繁にニュースで流れていましたが・・・。
私は15日に小豆粥を炊く。
ふるさとの実家では小豆粥を炊く時、竹筒を入れ、炊き上がった時、筒の中に入ったあづきの数で今年の稲作のさくがらを占っていた。
母は、竹筒に田んぼの番地を彫って入れ、1本ずつ丁寧に器にあけ、時にはため息をつきながら小豆の数を数えていた。
子供の私たちは、自分の名前を彫り学年末の通信簿の5の数を・・・。
豊かな自然は時に残酷なこともある。小豆粥も稲作文化の中で生きる生活の知恵かと、炊きたての小豆粥をすすった。
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