「社会福祉士」の独り言Ⅱ-日々の雑感

福祉に関わる事柄の他、日々感じたことを書き綴っていきます。

(一社)宮城県社会福祉士会総会に参加

2017-06-25 09:55:29 | 社会福祉士
17日 宮城県社会福祉士会総会に出席。前半は、特別研修会。「今、改めてソーシャルワークを考える」を演題に、三浦剛先生(東北福祉大学)による講義。1.ミクロ・レベルのソーシャルワーク(*以下SW)、2.SWの評価と数量化、3.SWの開発機能と地域支援システムの設計、4.ソーシャルワーカーのプロフェッショナルアイデンティティとは何か、と進められた。自閉症児施設で、自傷行為の激しい児童と向き合った経験。施設では、行為減少が見られたが、自宅、他の施設に移ると再度発現した。子どもの変化を数量化、評価は出来る。この先生の原体験を例示した後、支援のベースを、個人への支援レベル(ミクロ)、家族・地域レベルへの支援(メゾ)、制度政策化・町づくりレベル(マクロ)と発展、連続させることが問われること。公助が限られるアメリカでは、様々な寄付により支援がされている。それゆえ、支援者は、支援内容をいかに数値化し公表するか。そこでの、プレゼンテーションマインドが求められる。共助中心に向かう中、日本も同様。評価、数量化は、理論、社会科学であり、これは、SWのグローバル定義にも位置づけされている。SWの基盤となる価値、倫理について(北島英治2008)を、紹介されながら、締め括られた。

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