評価4
再読(前回2019年5月10日)。
柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説!
1924年にマロリーとアーヴィンがエベレスト登頂に成功していたという証拠を握っているかもしれないカメラをカメラマンの深町誠はネパールの首都カトマンズで手に入れる。しかし、そのカメラが何者かに盗まれ、深町はその行方を追うとともにに、伝説のクライマー羽生丈二がカメラの元々の持ち主であることを知って羽生の半生をも調べ始めるのだった。
そしてついに深町がカトマンズの地に再び降り立った時に、羽生と邂逅する。
カメラの行方、深町と羽生の両名と親しい女性の誘拐、日本が世界に誇るクライマー長谷常雄(長谷川恒男がモデル)と羽生との関係、羽生が次に目指すものは!?等々・・・多くの謎を秘めながら物語は下巻へ!
【追伸】
話が過去の出来事(登山歴)に戻ることが多くて、時系列的に今現在がどこなのかわかりにくいゆえに物語のテンポが悪い。
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