評価4
再読(前回2019年7月13日)。
加賀恭一郎シリーズ7作目。
小学校1年生の少女が殺された。犯人は前原家の一人息子の直巳(中3)。プリキュアを通じて知り合った二人の間に起きたちょっとしたトラブルが原因だったが、直巳の両親の明夫と八重子は息子可愛さの余り母の政恵を犯人に仕立て上げることを計画する。そこへ、所轄の練馬署刑事・加賀が乗り込んで来た!呆けていることをいいことに実の母を犯人にするという卑劣な行為に敢然と立ち向かう加賀の冷静な推理が冴えわたる。事件の鍵を握るのは「赤い指」だった。
謎解きとともに、家族のあり方を問うストーリーがほどよく綴られていて人情物としての読み応えも十分!面白かった!
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