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果つる底なきー池井戸潤

2024年03月18日 | 読書


評価3

再読(前回2018年1月14日)。
江戸川乱歩賞受賞作。
二都銀行渋谷支店の融資担当課長代理の伊木の同僚だった坂本が不慮の事故で死亡する。その死亡原因はアナフィラキシー・ショック(蜂に刺されたことによるアレルギーの過剰反応)という珍しいものだった。その後、坂本が、顧客の口座から三千万円を引き出して他行の自分名義の口座に振り込んでいたという不正送金疑惑が浮かび上がる。坂本の潔白を信じる伊木はこの二つの謎を解べく独自の調査を開始。そこで伊木は坂本が担当していた企業とある半導体関連企業との間で行われていた手形取引に不審な動きを見つけるのだった。ここから物語は複数の人々が抹殺されるという驚きの展開へ!

銀行の出世競争、稀な殺人手法、手形取引の盲点、犯人捜しのミステリー、犯人との格闘アクション等々、盛りだくさんの内容で物語が散漫になってしまった感じがしないでもない。

デビュー間もない頃の作品だったようなので致し方なしってところでしょうか!?
坂本さんの不正送金疑惑も納得できる説明がないし・・・

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