昨日観てきました。
3か月ぶりのひとり映画です♪
(以下ネタバレなし・・・のつもり)
もともと気になってたのと、
このあいだのブランチと先輩ROCK YOUを見たら
やっぱ観に行った方がよさそうだな、と。
いや~字の如く凶悪でした(苦笑)
とにかく今はただ
ピエール瀧さんとリリー・フランキーさんが恐いっ。
一番最後のシーンで、
「・・・と言うことは私が(も)凶悪?」と思った。
なんだったらもっと死刑制度問題についても
迫ってもよかったかも。
でも何が最も怖いって、
これがノンフィクションってとこよね。
事件の内容までもが実話なのかどうかは分からないけど。
原作読んでみたくなりました
殺すことを「ぶっ込む」って言ったり、
「善悪は関係ねえ」って言ったり、
世の中不景気だっていうけど、
保険金かけて殺すには
今の世の中老人が多いから
俺らにはバブルだよな?油田だよな?って言ったり、
焼却炉に入らないからって死体を細かく切ったり。
(手足、明らかに人形だけどコワイ)
クスリも血も暴力もたくさん出てきます^^;
凄惨なシーンをあえてクラシックのような音楽で盛り上げる―
園監督作品や「告白」もそうですよね。
で、死体をバラバラにした直後にその音楽のまま
クリスマスパーティーのシーン。
鶏肉を平気で食べるみんな。こわいよー
決して楽しい映画ではありません。
重くてちょっとグロいので
食べながら観ることもオススメできません。
カップルの両方がこの手の物を好きでない限り
デートにも向かないと思いますw
(私はこういう映画大好きだけど、はたから見れば
二十歳の女子が一人で見る作品でもないと思います(爆))
本当にピエールさんとリリーさんの演技が強烈で・・・
面会中に豹変するピエールさんとか、
憎たらしく笑うリリーさんとか。
孝之くんが好きだから観に行ったのに、
孝之くんの印象が薄いくらいよ。
でも実際、事件の回想シーンが主だから
ピエールさんたちのほうが出演時間多いかも。
監督・脚本の白石和彌さんは
若松孝二監督の弟子だそうで。
撮影の今井さんは「共喰い」、
編集の加藤さんは「しあわせのパン」を担当された方みたい。
「冷たい熱帯魚」を観たときも衝撃が凄まじくて
しばらく引きずったけど、
この凶悪もまた、光が全然見えないストーリーだから
当分のあいだ頭の中で
いろいろ考えてしまいそうです。
(Yahoo映画のレビューを見ても
冷たい熱帯魚と比較されてる方が非常に多いですが、
実話という点や、極悪非道の感じが
どうしても重なって見えて引き合いに出したくなるのよね)
あまちゃんで吹越さんとでんでんさん見ると
未だ恐いんだけれど、
無頼鮨の大将・梅さんもちょっと正視できないわ~
(しかもなんでか吹越さんとでんでんさんは
よく隣同士でいるし、でんでんさんは海女カフェのオーナーだから
水槽関係の台詞多いしw)
面白いとか言うと語弊がありそうだけど
(劇中の池脇千鶴ちゃんの台詞のように)、
エンターテインメントとして、私は好きな作品でした。
感想はかなり人それぞれになると思います。