
「地獄でなぜ悪い」を観てきました。
大好きな園子温監督の最新作です。
今までDVDで色々観てきて、
劇場で作品を観るのは初めてなので
すごく楽しみにしてました^^
記事タイトルは劇中に出てくる歌より

(一度聞くと頭から離れない)
いやー面白かった!!
完全に娯楽作品。
「ヒミズ」や「希望の国」のような社会性はナシ。
おバカと映画愛が詰まってます( ´-`)
ハセヒロさんの終始ぶっとんだ演技、
二階堂ふみちゃんのセクシーさ、
出るわ出るわの園組常連俳優さんたち、
「キル・ビル」のようにまたしても首が飛ぶ國村さん
(きっと今回も持ち帰って供養したんだろうな・・・)
前半から中盤である「10年前の出来事」と
「映画を撮るまで」が意外と長くて
ちょっと退屈しちゃったのは否めないかなー

ヤクザが素人ながらに機材を操って
頑張って撮影するっていうのが面白いから、
この後半部分をもう少し長くやっても
よかったのではないかな、と。
最後は平田(ハセヒロさん)が
車にでも轢かれるんじゃないかと思ったけど、
そういうオチでしたか~!って感じ(‘ jj ’)/
園映画らしい血糊の量と凄惨さで、
ある意味リアリティがないからすごすぎて逆に笑っちゃうんだよねぇ。
監督自身の体験を混ぜて20年くらい前に書いた台本とのことで、
インタビューでも「平田に自分を重ねてる」と言ってましたが。
“映画”に対する想いを語る台詞は
ほんとにほとんどが園さんの想いなんだろうなぁと感じました。
「莫大なお金をかけて
どうしようもない映画を何本も作ったってしょうがない。
1本でもいいから、いいものを作って名前を残したい」的な。
今回はただ単に「おおー!すげー!」としか思わずに全編観てたけど、
のちに2回目観たときはその辺の台詞にもっと注目して
園さんの映画愛、ポリシーを聞きたいと思います。
ふみちゃんも何ともエロくてよかったですね~w
(「Woman」のしおりちゃんと同じ人とは思えない)
ほかに若い女優があまりいなかったから目立ってたし、
衣装も目力も凄かった!改めて、今後も要注目の子ですね。
星野源さんも「巻き込まれちゃう一般市民」を超好演してたし、
主題歌もよかった

國村さんはどうしてこんなにヤクザが似合うんだろう(笑)
ハセヒロさんも、舞台経験豊富だからやっぱり上手な
大きい声出すときの発声&滑舌のよさ。
それぞれが役柄にピッタリなキャスティングでしたね。
銃の音など迫力がハンパないので
劇場で観るにふさわしいと思います。
しかしあれだけの血の海で、
斬りまくって手も足も首もこれでもかと飛ぶのに
PG12だからびっくり!