みじんこのお家

気が付かないうちに流れ去っていく時間の中でほんの少し交差する時間
グルメ・写真・旅行&猫

好きな詩、めっけ

2007-08-10 13:05:44 | インポート
ずいぶん昔から、好きだった詩があった

全部暗記していたのに

いつの間にか断片だけが残り

作者と題と一番好きだったフレーズだけが残った

ふと、思い出して検索してみたら

やっぱりこの詩を好きな人がいた

それでこっそり、コピーさせていただいた




忘れてしまいましょう
              セーラ・ティースデール
              西条八十訳
              
              
忘れてしまいましょう、はなが忘れられるように、
いちど金色に燃えた火が忘れられてしまうように。-
いつまでも忘れてしまいましょう、
時は親切な友だちです、いつか私たちを老いさせてくれます。

もしも誰かが訊ねたら、
それはとうの昔に忘れてしまったと言ってください、
花のように、火のように、また、
人知らぬ雪の中の幽かな跫音のように。ー