父
2005-10-23 | 家族
母を連れて父に会いに行った。
一年前、69歳の時、くも膜下出血で倒れ、
手術、術後の合併症で、一時は生死をさまよって
いたが、一命をとりとめた。
重度の認知症が後遺症として残っている。
今は、老人施設でお世話になっている。
当初は、現実が受け止められなくて、
頭のおかしくなった父が、悲しくて
仕方がなかった。
時が経つにつれて、徐々に、現実を受け
入れることができるようになり、生かされて
いることに感謝できるようになった。
そして、母も・・・
年をとるにつれて、父と母は、お互い合わなく、
よく言い合いをしていた。
母からは父への憤りのグチをよく聞かされていた。
その度に、「私にとって父は父」と母によく返していた。
そのグチも今はまったく出てこなくなった。
父がああなった今、愛おしさがこみあげてくるらしい。
今は思う。
憎しみ合う最後より、愛おしむ気持ちをもったままの最後
を迎えられるよう、きっと、神様が仕組まれたんだと・・・
皮肉にも・・・
一年前、69歳の時、くも膜下出血で倒れ、
手術、術後の合併症で、一時は生死をさまよって
いたが、一命をとりとめた。
重度の認知症が後遺症として残っている。
今は、老人施設でお世話になっている。
当初は、現実が受け止められなくて、
頭のおかしくなった父が、悲しくて
仕方がなかった。
時が経つにつれて、徐々に、現実を受け
入れることができるようになり、生かされて
いることに感謝できるようになった。
そして、母も・・・
年をとるにつれて、父と母は、お互い合わなく、
よく言い合いをしていた。
母からは父への憤りのグチをよく聞かされていた。
その度に、「私にとって父は父」と母によく返していた。
そのグチも今はまったく出てこなくなった。
父がああなった今、愛おしさがこみあげてくるらしい。
今は思う。
憎しみ合う最後より、愛おしむ気持ちをもったままの最後
を迎えられるよう、きっと、神様が仕組まれたんだと・・・
皮肉にも・・・