グラナダを案内してくれたのはペラーヨ。
彼を紹介してくれたのは、東京の友人で、彼は友人宅に滞在していたことがあり、日本語も英語も堪能な青年だった。
その東京の友人宅には、ラパンアジルのピアニストだったアンリモルガンさんも毎年滞在していたくらいたくさんの外国人が滞在していたが、その中でもこのペラーヨは人柄の良さからしてもトップクラスのおすすめの人ということだった。
それは、一目見ただけで分かった。人柄というのは顔に出るというのは本当だと思う。
彼は武道(確か合気道?)もやっていたとかで、体は大きく頼もしいが、とても優しい好青年である。
そんな彼とまず向かったのはアルカサルと呼ばれる地区?だった。
こういう道が大好きな私は、歩いているだけで幸せになる。
上まで登ったところで休憩をして、彼といろいろ話をした。「もう日本に滞在してからずいぶん年月が経つから、日本語は自信がない」と言っていたが、どうしてどうして、きれいな発音で日本語を話してくれた。
教会を見て、下る途中の景色も本当にこの旅で1・2くらい素晴らしい。
くると、今度は教会、アンダルシア特有?の香辛料がたくさん売られている市場や、大学の構内も案内してくれた。(写真はすべて大きくなります)
観光客が来ないようなところを案内してもらえるのは嬉しい。パリでもジャンルイさんに大学の学食のランチに連れて行ってもらったことを思い出した。
お土産店で紅茶、フレーバーティーをあれこれ香りを試して、2つ選んだら、店のマダムが、「プレゼント」と一つサービスしてくれた。こういうコミュケーションも旅の楽しみの一つ。気分がよくなる。
となったところで、夕食。店はペラーヨに任せた。
スペインらしいお店の様だ。
注文も彼に任せた。
スペインのハム、そして豚肉はとても美味しい。コロッケも有名みたいだ。
デザートで、これもまた名物?と言われるプリン。
もちろん彼に感謝を込めてごちそうさせてもらった。
明日のアルハンブラ宮殿の当日予約の件も相談したら、「多分大丈夫だと思うよ」とのことで、「もし何か困った事が起きたら、連絡して」とありがたい申し出までいただいた。
でも、今日の街歩きが本当に満足できたので、アルハンブラ宮殿はどちらでもいいような気分にさえなっていた。
それくらい、4時からの数時間ではあったが、彼のおかげで、楽しい時間を過ごさせてもらった。
彼を紹介してくれた友人にも感謝したい。
去年、コロナが始まったころ、特に感染がひどかったスペインの状態を心配して、彼に連絡を入れたら、逆に「怖がらないで落ち着いて対応していくように」とのアドバイスも頂戴したのだった。
いつか日本にまた来たいと言っていた。実現できることを願ってやまない。