
疲れてきたので、お茶を飲むことにしたが、プランタンの上階のとても高いケーキ。大好きなタルト・タタン。
1つ10ユーロということで、1000円を超えている。疲れていたこともあり、奮発することにした。よく見ると、周りでお茶を飲んでいる高齢のマダムたちもどことなく上品なことに気が付いた。
カフェ・グルマンならぬ、テ・グルマンもあった。
そのあと、ラファイエットものぞくと、天井からのクリスマスツリーやデコレーションがまたとても綺麗で格別だった。
レ・アールでも見てすごいなと思ったが、ラファイエットは毎年評判だそうで、さすがだった。
この透明のプレートの上は歩くことができるのだが、もちろん人数を限ってだ。重量制限しないといけないのだ。
あまりにもきれいなので、もう少し。
そのあとはオペラ座・マドレーヌのあたりも通りながら、コンコルド広場まで歩き、1号線のメトロに乗ることにした。
ちょうど広場に来た時、エッフェル塔がキラキラ光り出した。シャンパンフラッシュというのだそうだ。運がいい最終日だった。何度もパリに来ているが、初めて尽くしだった。
帰りのメトロの中で、若い青年に席を譲ってもらい、彼が下りるときもう一度、メルシーというと、「当然ですよ。」と日本語で言って、にっこり笑った。日本にきっと来たことがあるのだろう。私が日本人だとわかったのだなと、嬉しかった。
本当は日本語だと、「どういたしまして」と返すのだが、フランス人はこのような時、「当然ですよ。」という。フランス語の「C'est normal」にあたるからだ。
春に、ムッシュに席を譲ってもらっテ「メルシー」と言った時も、「C'est normal」、そういわれたことを思い出した。
すっかり遅くなって、シャトードヴァンセンヌで最後に日本に持って帰る食べ物を買うことはできなかったが、まあよしとしよう。おいしそうなクリスマスのイタリアのパン、パネトーネのお店があったのだが。数日前、帰国前に買おうと思っていたので、「また日曜日に来るね」と言っていただけにちょっと残念だった。
本来なら、空港近くのホテルで前泊案もあり、実際予約もしていたのだが、結局オーナーのミシェールさんの提案で、明日の朝、彼女がいつも指名してきてもらうタクシーで空港へ行くことにしたのだった。
お陰で今日は有効に時間を使えたし、パリにやっぱり一日でも長くいたかったので、嬉しい。
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