能登半島地震の「災害関連死」235人に 熊本地震を超える|NHK 石川県のニュース
石川県内の3つの自治体は能登半島地震のあとに亡くなった15人について新たに「災害関連死」と認定したと発表しました。
これによって能登半島地震の災害関連死は235人となり、2016年に発生した熊本地震の222人を超えました。
能登半島地震の災害関連死と新たに認定されたのは、輪島市が6人、能登町が5人、穴水町が4人のあわせて15人です。
いずれも、11月13日に開かれた専門家による12回目の審査会で、災害関連死と認定するよう答申が出され、それぞれの市と町が22日までに認定しました。
これによって、能登半島地震の災害関連死は、新潟県と富山県で亡くなった6人を含めて235人となり、2016年に発生した熊本地震の222人を超えました。
2011年に発生した東日本大震災の後の災害での関連死の人数としては、最も多くなったとみられます。
能登半島地震の死者の数はあわせて462人となり、「災害関連死」が「直接死」の227人を上回る状況になっています。
石川県内の自治体には、さらに200人ほどの遺族から申請が出されていて、審査が進むと能登半島地震の死者は今後も増える可能性があります。