豊橋市議会一般質問で長坂市長/地域に根差した活動 集客力など根拠に/「引き続き支援していきたい」
2024/12/12
豊橋市の長坂尚登市長は、プロバスケットボールBリーグ1部「三遠ネオフェニックス」が本拠地にする予定だった新アリーナの建設中止を進める一方、三遠については「大切な地域資源」と認識している。
11日の市議会12月定例会で、三遠との連携による協働を聞いた山本賢太郎議員(自民)の一般質問に対し、長坂市長は「地域に根差したさまざまな活動を実施することで、市民と触れ合い、スポーツを活用したまちづくりに貢献してもらっている」と三遠を評価。「このような三遠ネオフェニックスは大切な地域資源だ」とした。
その根拠として、昨シーズンの三遠のホームゲームで延べ9万9000人以上の集客があったほか、他地域からの誘客に伴う宿泊、飲食の経済効果やごみ拾い活動、商店街へのイベント出展、バスケットボールスクール開催などを列挙した。
さらに「今後もスポーツのまちづくりにおける市のパートナーであり、地域にとってかけがえのない存在である三遠ネオフェニックスを引き続き支援していきたい」と述べた。
三遠をめぐっては、長坂市長の市長選の公約通り新アリーナの計画中止に向けて事業者に契約解除の協議申し入れが行われ、建設が暗礁に乗り上げたことで2026年に始まるトップリーグ「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の三遠のライセンスが取り消される可能性が高まっている。