自然農を取り入れた人生にして良かったことは、
いろいろあるけれど、
ひとつは静かな充足感を感じる日々であること。
田んぼに水が入ると生き物たちがたくさんやってきて、
そんな小さな営みを見てまわるだけでも楽しい。
私も、お米も、イモリも、ゲンゴロウも、今ここで生きている。
何も特別なことではないけれど、
あー、これでいいんだなーと思えるって、
なんて幸せなんだろう。
<追記>
上記の記事を、ある場所に投稿したところ、
思いがけず、たくさんのリアクションをいただきました。
多くの方に届くということは、言葉を発する者として気持ちが引き締まります。
大切なことなので、より正確に認識したいと思いましたので、
少し言葉を補足をさせていただきます。
お米はお米として、精一杯生きています。
イモリはイモリとして、精一杯生きています。
私は私として、精一杯生きています。
それぞれ別々の存在であると同時に、
生かし生かされての相互関係にあります。
私はお米を育てていますが、お米も私を育てています。
私たちが田んぼに引き入れた水はイモリを生かし、
イモリの排泄物や亡骸はお米を生かします。
その相互の関わりは人間の科学力では到底把握しきれないような、
絶妙さ、深さ、広がりをもって、
一体となって、この地球上に存在しています。
何かを優先させたり、何かを犠牲にする必要もなく、
何も問題を招かない在り方があるんだな。
あーそうか、これでいいんだな、と思うのです。
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