ストーブで作る(練りあげ編)

2011年01月25日 00時44分56秒 | ストーブで作る


乾紛粘土1袋に対し水390ccを使用します。(水400ccを超えますと極端に粘土の粘り

と固さが低下し、成形が困難になります)

調整済み乾粉粘土の袋の中に空気を入れて袋口を押さえながら上下、左右によく振り内

容物をしっかりと混ぜ合わせます。(粘土、砂等の片寄りを無くす為)

粘土の入ったビニール袋の2辺を切り袋を広げ乾粉粘土を拡げます。







水390ccを容器に用意し約半分相当の水を乾粉粘土の上に渦を描くように注いでいきます。

注ぎ終わったならば、拡げた粘土を外側から、かき集めるようにして水を吸わせていきます。

(注)水の偏りを防ぐため粘土の塊はビー玉程度の大きさで抑えて下さい。











残りの水を同じ要領で注いでいき、乾燥した粘土が残らないように混ぜ合わせていきます。

乾粉粘土が無くなってから粘土の塊を徐々に大きくし練っていきます。

粘土全体の水分が均一になるように出来るだけ大きな塊にし練って下さい。

練るのが大変な場合は、小分けにして練り合わせてもかまいません。

ストーブで作る(成型編)

2011年01月25日 00時44分41秒 | ストーブで作る
作品の厚さは5㎜~10㎜程度を目安に制作して下さい。

粘土の大きな塊や袋物で抜穴の無い物は焼成時に破損のおそれがあります。

薪ストーブ等で焼く場合は、一つの作品、最大でも500g程度の粘土を使用し制作するようにして下さい。

大きすぎる作品は、焼き不足になり易いためボロボロと壊れる場合があります。

装飾の取り付け部分には、なるべく水や柔らかすぎるドベは使わないでください。




1、粘土500gの塊を用意します。



2、粘土中の空気を抜くため手のひらで強く叩きながら広げます。

叩いている途中に、ポコッと盛り上がった所があれば穴を開けて指で潰し空気をぬきます。

7mm程度の厚さになるように広げたら、4本程度の紐が出来るように切り分けます。



3、切り分けた粘土に空気が入らないように紐状に丸めていきます。



4、丸めた紐3~4本とピンポン玉程度に丸めた粘土の塊をつくります。



5、丸めた粘土を5mm程度の厚さにのばします。布などを1枚ひくと作業が楽です。



6、のばした粘土から、作品の底に必要な分をくりぬきます。



7、くりぬいた粘土の上に、先ほど紐状にした粘土を乗せて繋ぎ合わせていきます。

繋ぎ目にも空気が入らないように繋ぎ、厚さ5mm程度になるように指の腹を使って伸ばします。

この時、次に繋げる上の部分をやや厚く残した方が繋ぎやすくなります。

ストーブで作る(成型編)

2011年01月25日 00時44分11秒 | ストーブで作る


7、2段目、3段目を同じ要領で繋ぎ伸ばしていきます。



8、繋ぎ目の付きを良くする為に櫛で接着面に細かい傷をつける場合がありますが、

絞った濡れタオル等で乾燥止めをしながら繋げると櫛目を入れなくてすむと思います。



9、好きな形が出来たところで完成も良いと思います。



10、また、ロープの切れ端等を使い装飾しても面白いと思います。



11、千枚通し、針、糸ノコ等を使い切り抜くのも良いかもしれません。



12、成形した作品を木の板にのせ風通しの良い場所で十分に乾燥してください。

天日干しでも構いません。木の板を用意出来ない場合は作品の下に新聞紙を

2,3枚程度を敷き乾燥させていきますが特に底の部分の乾燥が十分ではないことが

ありますので、作品をひっくり返しての乾燥も必要です。

乾燥時間は3日前後を目安に乾燥を進めて構いません。

焼成する2,3日前には必ず天日干し十分に乾燥させて下さい。

少しでも湿気が作品に残っていると焼成時にボン!!と言う音とともに

作品が破壊する事があります。


※次回は焼き方について