アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家。事件を捜査する刑事は次第に、容疑者の妖しい魅力のとりこになっていく。やがて彼自身に殺人容疑がかかってしまうが……。シャロン・ストーンの大胆な演技が話題を呼んだエロティック・サスペンス。
22歳で銀幕デビューを果たしたシャロン。そんな彼女を一躍スターダムに押し上げたのは「氷の微笑」「トータル・リコール」ではないでしょうか。妖艶な演技、ミステリアスビューティな外見も相まって、”セクシー”なイメージが先導していました。世間のイメージの裏で、当時の映画撮影現場では、共演者と関係を持つことを強要されたり、なんてことが日常茶飯事だったようで、そんなパワハラ、セクハラに苦悩していたこともあったとか。でも、シャロンは自分の意思を貫ける人。パワハラやセクハラに負けることなく、ハリウッドというショービズ界をサバイブしてきたのです。そんな女優としての42年の経験が今の美しさや加齢を受け入れるシャロンにつながっていると思うのです。