となりの町のお嬢さん

今日までそして明日から・・・拓郎とともに

newアルバム  「From T」  発売8月29日

竹田企画 更新中(^o^)8月5日 

ローリング30  『ローリング30』

2015-03-30 14:32:34 | ローリング30
『ロ-リング30』  作詞  松本隆

Rolling30 動けない花になるな
Rolling30 転がる石になれ


過ぎ去った過去は断ち切ってしまえ
青春の長さ測るものはない
身体より老けた心など持つな
流れゆく時にさからって泳げ
自分のカラを突き破り
愚かな笑顔など見せるな
振り向いた昨日に恥じないように
仰ぎ見る明日に恥じないように
Rolling30 動けない花になるな
Rolling30 夢吹く風になれ
Rolling30 Rolling30


なまぬるい日々に流される者よ
俺だけは違う身を切って生きる
三叉路があれば石ころの道よ
躓いた痛み発条にして歩け
心の汗も流さずに
やさしさなどとお笑いぐささ
ついて来る世代に恥じないように
届かない世代に恥じないように
Rolling30 動けない花になるな
Rolling30 翔び立つ鳥になれ
Rolling30 Rolling30


ローリング30  『爪』              

2015-03-30 14:30:56 | ローリング30
『爪』  作詞 松本 隆


夜の帳りも 冬枯れた部屋
君はプツリと 爪を切ってる
肩を丸めて まつ毛を伏せて
深爪したら あとで痛いよ

夜、爪切ると 不幸になると
旧い言わざ 聞いたことある
昔、女は身を守るため
爪をのばして いたんだってね

  別れを切り出す一瞬前の
    夜はこんなに静かなんです
  別れを切り出す一瞬前の
    夜の背中がこわいんです

音もたてない 電気時計は
馬鹿ていねいに 時を刻んで
狂いもしない 時計みたいで
君はだんだん つまらなくなる

無精なぼくを 床屋に行かせ
綺麗さっぱり 毒気を抜いた
君が磨いた ピカピカの床
愛が滑って 自業自得さ

  別れを切り出す一瞬前の
    夜はこんなに静かなんです
  別れを切り出す一瞬前の
    夜の背中がこわいんです 


ローリング30  『まるで大理石のように』

2015-03-30 14:25:45 | ローリング30
『まるで大理石のように』  作詞 松本隆


月の灯りを 絵筆でといて
君は薄絹 ひもといてゆく
男の心 あやつる糸を
そう生まれつき 知ってるんだな
  美しい女はそれだけで罪だ
  抱きたいと言わせる仕種まで知ってる
  まるで大理石のように君は女になった
  まるで大理石のように大人になった


紫の空 星座は巡り
夢は西へと 船をこぎ出す
「好きだよ」なんて 口ばしる時
くちびるに指 押し黙る壁
  心より確かに透き通る身体
  身体より確かに形のない心
  まるで大理石のように君は冷たくなった
  まるで大理石のように冷たくなった


昼は無邪気な 猫の瞳が
振り向く夜に 豹の眼になる
女はひとつ 年をとるたび
仮面もひとつ ふやして生きる
  いく針か縫われた傷あとが痛い
  心ならなおさら 傷あとが深い
  まるで大理石のように君は女になった
  まるで大理石のように大人になった


ローリング30 『英雄』

2015-03-30 14:24:36 | ローリング30
『英雄』   作詞 松本 隆

しら茶けた光の中に
今君は横たわってる
世界中 啜泣く声が
潮騒のように 聞こえる

青ざめて倒れた夜は
ボロボロの布切れのよう
魂は 時を渡って
若き日々に 唄いかけてる

   ひとつの時代が終わる時
   ひとつの墓が残るのか
   天に舞う男を追いかけて
   新しい男たちが名をあげる

色っぽい男がいたよ
僕たちの記憶の中に
栄光の 冠なんて
人の手に わたるもんだね

もう君は白いスカ-フを
ひらめかせポ-ズできない
でも 君のロックンロ-ルは
歴史へと 焼きつくことだろう

   ひとつの世代が覚えてる
   若さをゆさぶる熱い血を
   新聞は日々のことに流されて
   君の名は片隅へと消えるけど

今君は解き放たれて
自由へと翼広げる
英雄の名に 縛られずに
閉じこもる 館さえもいらない

君のことをただの男と
ムチを打つ人々もいた
許してよ 人の心は
それほどに 弱いものだよ

   ひとつの時代を燃えたたせ
   ひとつの夢が今死んだ
   天に舞う男を追いかけて
   僕たちは青い空に駆けてゆく



ローリング30  『ハートブレイク・マンション』

2015-03-30 14:21:19 | ローリング30
『ハ-トブレイク・マンション』  作詞 松本隆


    暗い地下道をくぐり抜けると
    翼を広げる色のない街
    苦い暮らしを 見下ろすように
    ひときわ高く 白いマンション


「303」の若い少女が
エレベ-タ-に泣いて乗り込む
地方の親のすねをかじって
彼と一緒に住んでいた娘さ

永すぎた春 時に流れを
荷造りしてる 恋人を背に
愛で飾られ 愛で汚れた
「303」も今日で空室

  ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
    日照良好 交通至便
  ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
    豪華な部屋がお待ちしてます

「505」の中年夫婦
三月ほど前娘が嫁に
淋しさだけをはしでつついて
晩の食事も火の消えたよう

ビ-ルの泡に 浮かびはじける
若い秘書との うたかたの夢
四十の坂を のぼった妻は
哀しい顔で見ても見ぬふり

   ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
     日照良好 交通至便
   ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
     豪華な部屋がお待ちしてます

「707」は老人の部屋
陽のあたる椅子湯のみがひとつ
子供のように澄みきった瞳が
時を見つめてただ笑ってる

隣り近所の カギっ子たちは
テレビの箱で 息をひそめる
老婆の夢は 身体を離れ
ふるさとの山や川をさまよう

   ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
     日照良好 交通至便
   ハ-トブレイク・マンション 住んでみませんか
   豪華な部屋がお待ちしてます


   エレベ-タ-が屋上に着いて
   金網ごしに都会が見える
   深い青空 ギラついた太陽
   ぼくは一息 背伸びを・・・・