詩と断片 あるいは 言葉の雫

美琴の新作の詩、言葉を載せています。

未来の作られ方

2010年02月19日 | 
時間は繋がっている
ようでいても 実は
繋がってはいない。
ただ
連続して 重なってはいる。

繋がっているのならば
常に未来は予想できるはず。
川に浮かべた笹舟の様に。
でも実際は?

現在が未来に影響を与える
ことは何度となく ある。
例えば積み木の様に。

良くも悪くも
過去の上に立って
今を重ねてゆく。

未来は積まれる前の積み木。
まだ何も決まってはいない状態の。

何を積むかで未来は変わる。
未来を決めるのは
未来でも過去でもなく
今のこの瞬間の行為。

その時々の行為で未来は変わる。
積み木を選ぶこともできる。
積み木を作ることもできる。
反対に
積み木を崩すこともできる。

物質上 あるいは 気持ちの上で。
それは気分転換として
あるいは再出発として。

積み木は重なっている。
でも
固定されてはいない。

主導権はいつも
その手に その行為に
その気持ちに その行動に
委ねられている。

まだ決まっていない
未来とともに。

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