近年、スポーツ界などで不祥事を起こした時に、記者会見などでよく聞かれるようになる言葉があります。
「膿を出し切って・・・」
という言葉。
記憶にある中で、最初に聞いたのが、2年ぐらい前だっけ?
相撲の日馬富士(はるまふじ)」の暴行問題で、横綱白鵬が、千秋楽の優勝インタビューで暴行問題に触れ、「真実を話し、膿(うみ)を出し切って・・・」と言っていたのですよ。
で、やけに、「ほぉーーー」って思ってしまいました。
いや、相撲の話やあの事件のことでは全然ないのですけどね。
それを皮切りにかどうかわからないけど、その後、次々に表沙汰になった他のスポーツ界の事件などについてでも、よくその言葉が聞かれるようになりました。
あ、言っておきますが、べつにスポーツや不祥事についての話をしたいわけではありません。
もし、そういう話を期待しているとしたら、すみませんが、このブログではその話ではありません。
このブログのテーマである、体の痒みについての話です。
白鵬が、「膿を出し切る」と言ったその言葉!
そういう言葉があるんだね。と。
もちろん、白鵬はものの比喩としてこの言葉を使ったのでしょうけどね。
何かこう、腐敗したものをしっかりと出し尽くして、きれいになる、的な意味で言ったのでしょうけどね。
それに、まさか白鵬が、アトピーや皮膚炎の正体が皮膚下に膿があること、だと知ってるとも思いませんけどね。
私自身、この表現は今まで生きて来て使ったことも聞いたこともないので、それほど、メジャーな言葉ではないのだとは思いますが、でも、日本語として「ある」ということは、この言葉を発明?した昔の人は真実を知っていたのだということに他なりませんよね。
真実って何をって?
だからさ、私がいつもこのブログで言っている体の仕組みについて、
「膿とは、皮膚の表面で、ばい菌などに感染して増殖して増えたもの(つまり外からやって来たもの)ではなくて、
体が自浄作用を起こし、健康になる為に、血液中の薬毒などの毒分を分離して、体の外に押し出した排泄物である。
外からやって来たものではなくて、体の中にある老廃物である、ということ。これら膿は、病気の根源でもあり、体の痒みなども引き起こすものである。出せば出すほど健康になる。」
ということ。
しかーし!
いつの頃から、変わってしまったのか。
西洋医学率いる現代に林立している病院などでは、「膿が出たらマズイ。ばい菌が入ってしまったから膿んでしまったのだ。放置しておくと深刻になり、体の表面から内側奥深くまで入って行ってしまい、大変なことになる。」
という全く逆の解釈であり、抗生物質や殺菌剤、ステロイドなどの薬剤を使って、膿が出ないような処置をしますが、本当はこれはとんでもない誤謬だということ。
膿、つまり、出すべき毒素である排泄物を出さないで、体内にずっと閉じ込めておけば、今悩んでいるその病気は治らない。 体がせっかくその病気を治そうとして体をきれいにしようと膿を出しているのに、それを妨害しているということになる。
そこをまちがえているから、いつまでも治るものも治らなかったり、治ったかに見えても、また他の病気が出て来て、ずっと病院通いのスパイラスから抜けられなくなるのです。
しかも、そのスパイラルにはまっていることすら気づいていない人も多い。
あーあー、なんだかなぁ・・・
という、このことを、あの白鵬の言葉で、「やはりね。」と再確認させられたのでした。
昔の人は知っていたんだねって。
もっと、多くの人が気づけばいいのにね。
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