『深紅』のなかにこんな事が書かれていた。‐‐‐-小泉八雲の「ジャパニーズ・スマイル」という随筆によると、日本人は悲しみの極致でも笑うという不思議な民族らしい。これを柳田国男は「不幸なる芸術」という論文集で、民俗学の立場から解いてみせた。日本人には笑ってもらいたい神様がいる。神様は人間にとっては怖い存在だから、その怒りを買うことなく、いつも自分たちを馬鹿にして笑い飛ばしてくれたら、と考える。では、神様に笑ってもらうにはどうしたらいいのか。おかしなことをしてまず自分たちで笑えば、神様もきっと笑うだろうと信じる。ここに日本人の笑いについての本質があるのだと柳田国男は言う。悲しみの極致に笑い。恐怖の限界についても笑ってしまうのが日本人だそうだ。‐‐‐‐
同感。。極致じゃないけど…笑って忘れたいと思う。又、笑ってる間だけでも逃避したいと思う。
そんな時がありませんか？