トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「YKKAP DYC80101 リモコン修理」の巻

2021年01月30日 | 店主
私のつたないブログに検索から訪れ

藁(わら)にもすがる思いで(笑)
修理のご相談があります。


今回は、誰でも直せそうな案件でしたので取り上げさせていただきました。

依頼主は埼玉県にお住まいの方からで、電動式門扉のリモコン修理でした。


YKKAP製のリモコンですが、古いためメーカーは修理を受け付けていないようです。

お話しをさせていただいたとき、直せるかどうかわからないのでお断りしたのですが、困っているようなのでとりあえず見るだけ見ましょうと送っていただくことになりました。

送料や修理費を考えると、近くの電器店でご相談されたほうが良いのではないかと思われます。


お客様が検索で見られたブログは



電動の昇降ゲートを操作するリモコンを修理させていただいた記事です。


先日、お客様からリモコンが送られてきましたので分解してみましたよ




分解するのにわかりにくいのが隠しビス






ラベルの下にありますので、ラベルを押さえるとビスのあるところがわかりますので、カッターなどで切れ込みを入れビスを外します。

そしてリモコンのカバーを開き





基板やタクトスイッチを調べます。


が、それらしい異常は見つからず


スイッチの部分に目を向けると





おや?





スイッチを動かしてみると、スライドスイッチが動きません






上方向にはスライドしますが、下方向に押さえるスイッチツマミの爪が折れているみたいで動きません


原因はこれです。

上方向はスイッチをOFF

下方向はスイッチをON

この下方向へ押し下げる爪が無いため、切ることはできても入れることができない状態


ならば


ツマミとスライドスイッチをくっ着けちゃいましょう



接着剤はツマミ側に少しだけ付ければオッケー(^_^)b






ツマミに瞬間接着剤を少し付けて



しばらくすれば固定されます




これでスイッチをON/OFFができるようになりました。


ねっ、簡単でしょ!


気をつけることは、ツマミとスライドスイッチをくっ着ける時に、ツマミとスライドスイッチの青い部分だけに接着剤を少しだけ付けること

接着剤を付けすぎると、接着剤がはみ出して基板にくっ着き動かなくなりますからね


これなら誰でも簡単に直せるでしょう


まぁ、こんな故障ばかりじゃないでしょうが、スイッチを押しても反応しない時は確認してみてください


きょうはここまで


つづく