トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「日立の洗濯機で排水ができない」の巻

2022年02月08日 | 店主
日曜日にメーカーから部品が入りましたので、洗濯機の修理に訪問


メーカー 日立

品  番 BW-70SVE1

症  状 排水不良


先日のお得意様からのご依頼内容は


「洗濯機の排水ができないから、排水口を掃除しようとしたけど排水口(排

水トラップ)が分解できないから見て欲しい」


と言うことでした。



(画像は借り物)



訪問して確認したところ、排水ができず洗濯槽にはいっぱいの水


今回は排水口が原因ではなく洗濯機の故障でした。







排水できない場合は、まず排水弁が正常に作動しているか確認させていただくのですが、手順は排水口からホースを外して脱水コースでスタート、その後ホースから水がでるかどうかの確認をします

こちらは排水されない状態でした。



防水パンより洗濯機を取り出し、洗濯機の裏板を外して点検するために、洗濯槽の水や洗濯物を出さないと提げることはむりなんで、水はバスポンプのホースで吸い出し洗濯物はお客様に取り出してもらい




なんとか点検できる状態になりまして


脱水モードでスタートしますが排水弁が動きません

排水弁のモーター繋がっている中間ジョイントを外してそこにテスターをあてて電圧のチェックしたところ、モーター手前までは電気がきていることがわかりましたので、モーターの故障と判断






この機種はモーターのみの部品供給がありませんので、排水弁の完成品を交換になります。
帰宅後すぐにネットでメーカーサービスへオンライン発注

部品価格は3,600円(税別)


そして、日曜日は定休日ですが、毎日される洗濯でご不便をお掛けしないように、日曜日にもかかわらず入荷した部品を持参して部品交換をさせていただきました。



通常ですと、土曜日に発注した部品は早くても月曜日の入荷になるのですが、日立サービスから運送便で日曜日の午前中に配達していただけました。


洗濯機のように毎日使うものは、このようなメーカーの対応はありがたいですね







この排水弁一式を交換します。





洗濯機をお寝んねさせて真下からの部品交換



その後、試運転をして排水が正常にできるのを確認して終了


ついでに




排水トラップも掃除します。(ゴミもあまりなく比較的にきれいでした)



(借り物の画像を加工してます)



排水トラップには10円玉が1枚・・・


電器店のあるある(笑)






きれいになりました。





これで終わらないのが私



排水トラップを洗面台で洗浄していてきがついたんですが




流れが悪い・・・


たぶん詰まっていると思い







通常なら、ゴミキャッチャーが簡単に取り外せるのですが、こちらの洗面台は構造がちょっと違うみたい





引っ張ってもびくともしませんよ


メーカーサイトで構造を確認すると






ゴミキャッチャーはパイプの中で連結されているようでして



構造がわかればあとは簡単





洗面台の下で連結部分のキャップを外し









分解してゴミキャッチャーを外してみると





かなりのゴミが詰まっていましたよ





ゴミキャッチャーを元に戻して水をながしてみるとスムーズに流れるようになりましたよ


このゴミキャッチャーの外し方は、下記サイトに詳しく説明されていますから参考にしてください




取り出したゴミを見たお客様は


「いままでは、こんなものかとあきらめていたので、直ってうれしい!」




そして


「最近、訪問業者が訪れて話しの流れで白蟻駆除をしてもらい、ついでに流れの悪い排水パイプの洗浄もしてもらったけど、その時はそれ(ゴミキャッチャー)を外さないで、隙間から排水口にホースを突っ込み洗浄してたんですよ、このゴミを見せてやりたい!」


と、少々ご立腹


白蟻駆除と排水パイプの洗浄でかなり高額な料金をお支払いされたようです。


訪販業者のうまいセールストークに騙されないよう気を付けてくださいね


知らない訪問業者の話しは最初から聞かないのが騙されないコツです。


もし契約を迫られたら、必ずその場で契約せずに知り合いに相談しましょう





きょうはここまで



つづく