息子が入院して半年が過ぎましたが、その間犬猫のシャンプーは娘と一緒に家で行っていました。(猫は通年を通して家でしていますが)
なので身体はなんとか清潔を保てたのですが…半年の間にミルキーは体毛が延びてライオンのようになってしまったので、久しぶりにトリミングに行ってシャンプー&カットをしてもらいました。
2匹で約2時間…お迎えの時にはいつも大喜びで抱っこをねだってきます。今回も大喜びでの再会を果たしました。
しかし、久しぶりのトリミングの様子を聞いて驚いたことがありました。
以前はミルキーの方が安定してトリミングが出来ていたようですが、今回はソワソワして落ち着きがなく玄関先を気にしていたとのこと…きっと家族の中で色々な変化があったのを感じとって預けられたことに不安を覚えたのだろうということでした。
確かに7月中旬から8月のほとんどの時間を私たち夫婦は息子の住んでいる地域で過ごし、動物たちは娘と過ごしていたので二人が居なくなったことに「また置いていかれる」と不安を感じたのかもしれません。
トリマーさんの夫でドッグトレーナーでもあるご主人も、犬たちは周りを良く観察していて家の変化に敏感だと仰っていました。
いつものんびりと過ごし心配事などなさそうなミルキーも環境の変化に不安を感じていたことを知って、思わず愛おしくてギュッと抱きしめてしまいました。
そんなミルキーの行動から不安の念の与える心への影響を思いました。
シルバーバーチは心配事や不安の念、取り越し苦労がもたらす心への影響について次のように述べています。(*1)
「絶対に許してならないことは不安の念を心に居座らせることです。取り越し苦労は魂を朽ちさせ、弱らせ、蝕みます。判断力を鈍らせます。理性を雲らせます。事態を明確に見きわめることを妨げます。いかなる人間も自分で解決できないほどの問題は決して与えられません。克服できないほどの大きな障害は生じません」 シルバーバーチの霊訓3
私も以前は起きてもいないことに「こうなったらどうしよう」とか、起きてしまったことに「こうしていれば良かった」など、不安を抱いた取り越し苦労をしたり、後悔の念を抱いていました。
不安や心配が湧いてくると、もうそのことばかり考えて日常でも失敗やうっかり忘れたなんてことが頻発します。
また不安の念が正しい判断力を遮断してしまうことも体験したことがあります。シルバーバーチが言うように、不安の念や取り越し苦労は心に大きな影響をもたらすのです。
とはいえ不安の念や苦労を持たない生活は、今の地上世界では難しいようにも感じます。
日常でも人間関係、仕事関係、住宅やお金の問題、子どもがいれば進学や就職問題、病気や事故などもあり、心配の種はいたるところにあります。
また、TVをつければ戦争や紛争、災害に事故、自殺や詐欺など悪いニュースばかりが飛び込んできます。
ですが、シルバーバーチがいうように「いかなる人間も、自分で解決できないほどの問題は決して与えられない」のですし、「克服できない大きな障害は起きない」のです。
この言葉は真実であり、あとはその教えを支えにどんな困難と思える事態にも霊的存在として凛として向かっていくことが重要なのだと思います。
そもそも地上界は様々な体験をして魂を鍛える場所として在るのです。
そして、シルバーバーチは人間が学ぶべき教訓を次のように教えてくれています。(*1)
「あなたが今こそ学ばねばならない大切な教訓は、霊の存在を人生のすべての拠り所とすることです。明日はどうなるかという不安の念を一切かなぐり捨てれば、きっとあなたも、そのあとに訪れる安らぎと静寂とともに、それまで不安に思っていた明日が実は、これからたどらねばならない道においてあなたを一歩向上させるものをもたらしてくれることに気付かれるはずです」
シルバーバーチの霊訓6
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「無用の心配をするという、そのことが、霊的成長の欠如の指標であると言えます。たとえわずかでも心配の念を抱くということは、まだ、魂が本当の確信を持つに至っていないことを意味するからです。確信があれば心配の念は出てこないでしょう。偉大なる魂は、泰然自若の態度で人生に臨みます。確信があるからです。その確信は何ものによっても動揺させられることはありません」
霊的新時代の到来
こうしたシルバーバーチの言葉が世界中に広がったなら、不安や心配、取り越し苦労など無用の気苦労も減っていくと思いますが、では「どうしたら良いのか?」と思う方もいると思います。
そのためには自分という存在の本質を知ることが重要なのです。霊の存在を人生のすべての拠り所とするのです。
自分がこの肉体に宿る前のことを考えるならば、霊の大海に融合された神の一部であったことに思いが至ります。そこから神によって一滴として取り出され、神性を付与され肉体と結合することで今の自分という存在を認識することが出来るようになったのです。
それが何を意味するかといえば、自分の中には神から授かった神と同じ資質、属性が備わっているということです。今も神の一部であるのです。(*2)
自分の本質が霊的存在であり、神と同じ資質が自分にも秘められている…と初めて聞いた時「そんなまさか!」と思いましたが、シルバーバーチの教えを学び日常に活かす努力の過程で人間にとって最も大切なことは地上的な豊かさではないことに気づきました。
地上で蓄えた財産も富も、地位や権力も死後に持っていくことはできません。
逆に人を愛する気持ちや援助したい思い、哀れみの念や同情心はそうやすやすと消えるものではありませんし、その気持ちを受け取った人が少しでも安らいだなら更に援助したい思いへと膨らみます。
また困難や苦難を乗り越えようとする気持ちは、何にも動じない強く逞しい魂へと成長させてくれます。
それは自分の本質から発露する神の思いだから善なる方向へと導いてくれるのです。
自分が霊的存在であること、内部には神の思いが秘められていること、それを引き出して成長していくことが心配や不安、取り越し苦労をもたずに生きるカギなのです。
神はどんな事態にも、乗り越え克服する力を人類全員の内部に備えてくれています。なんと神の愛と叡智は広く深いのかと感嘆します。
神からの賜りものである神性を少しでも引き出して、地上人生をはつらつと過ごしていきたいと思います。
シルバーバーチの言葉です。(*1)
「霊的部分が本来のあなたなのです。霊が上であり身体は下です。霊が主人であり身体は召使なのです。霊が王様で身体はその従僕なのです。霊はあなた全体の中の神性を帯びた部分を言うのです。
それはこの全大宇宙を創造し計画し運用してきた大いなる霊と本質的には全く同じ霊なのです。つまりあなたの奥にはいわゆる”神”の属性である莫大なエネルギーの全てを未熟な形、あるいはミニチュアの形、つまり小宇宙の形で秘めているのです。その秘められた神性を開発しそれを生活の原動力とすれば、心配も不安も悩みも立ちどころに消えてしまいます。なぜなら、この世に自分の力で克服できないのものは何一つないことを悟るからです。その悟りをえることこそあなた方の勤めなのです。それは容易なことではありません」
シルバーバーチの霊訓1
絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 「コトとシンの10のどうして?」 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」
「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です。
「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」 や 「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなしには、自分とはどういう存在なのか死んだらどうなるのかが描かれています。
「コトとシンの10のどうして?」 には、理不尽なできごとがなぜおきるのかが、 「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」 と 「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」には、神と呼ばれる存在がいるのか?いないのか?どういう存在なのかが描かれています。自分の本当の姿を知り秘められた力とはどういうものなのか…そんなことを教えてくれる絵本です。
絵本は英語版、中国版もあります。ご興味のある方はぜひ「あいのしんこと舎」のホームページへ足を運んでみてください。
また、読み聞かせ動画の「あいのしんこと舎チャンネル 」からは、コトとシンシリーズの全巻を見ることができます。心に響く語りと可愛い絵とバック音楽(オリジナル曲)が心を和ませてくれます。
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