鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

八割れ猫のウニ・大暴れして流血!!

2023-08-01 | 日常のこと

7月に入り、実家から少し離れたところに単身している息子が病気で救急搬送されたと連絡がきました。慌てて両親(夫と私)が向かい、娘が仕事を休んで動物たちの面倒を見ることになりました。

それから1週間、娘が動物たちのお世話をしてくれていましたが、息子の容態が急変し、かかりつけの動物病院に鳥(マメとナッツ)と犬(ソイとミルキー)と猫(ウニとシッポナ)の6頭を1泊預けて駆け付けたのですが、憶病者のウニにはかなりの負担があったようです。

ペットキャリーに入れられタクシーで運ばれたこと、いつもと違う場所で1日ケージの中で過ごしたことなど、環境の変化のためエサも食べなかったそうです。(ちなみにシッポナも食べなかったようです。チワワのソイとミルキーは持参したエサを完食して帰宅しました 笑)

帰宅のために再び犬猫はペットキャリーに入れましたが、ウニはその中で大暴れし爪が折れて流血し、再び病院に逆戻りして治療をしてもらうはめになりました。

娘はウニに引っかかれて散々だったようです。

きっとウニは、恐怖でいっぱいだったのだと思うと胸が締め付けられます。そんなウニの姿から、また息子の病状は安定しましたが、私たち人間にも湧いてくる恐怖心、心配、不安などの感情や苦しみ、悲しみについて深く考える機会となりました。(*1)

 

そこで人間に降りかかってくる苦しみや悲しみ、恐怖心や不安について語ってくれいるシルバーバーチの言葉がありますので、その個所を抜粋し、どんな状況の時にも霊的真理を支えに、また力にして乗り越える一助にしていきたいと思います。(*2)

 

「霊的真理を知った者は一片の恐怖心もなく毎日を送り、いかなる悲しみ、いかなる苦難にも必ずや神のご加護があることを一片の疑いもなく信じることができなければいけません。苦難にも悲しみにも挫けてはなりません。なぜなら霊的な力はいかなる物的な力にも勝るからです。

恐怖心は人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。恐怖心は理性を挫き、枯渇させ、マヒさせます。あらゆる苦難を克服させるはずの力を打ちひしぎ、よせつけません。心を乱し、調和を破壊し、動揺と疑念を呼びおこします。

つとめて恐れの念を打ち消すことです。真理を知った者は冷静に、晴れやかに、平静に、自信に溢れ、決して取り乱すことがあってはなりません。霊の力はすなわち神の力であり、宇宙を絶対的に支配しています。ただ単に力が絶対というだけではありません。絶対的な叡智であり、絶対的な愛でもあります。生命の全存在の背後に神の絶対的影響力が控えているのです」  シルバーバーチの霊訓1 P61

ーーーーー

「知識こそ不動の基盤であり、不変の土台です。宇宙の根源である霊についての永遠の真理は、当然、その霊の力に対する不動の信念を産み出さなくてはいけません。そういう義務があるのです。それも一つの法則です。恐怖心、信念の欠如、懐疑の念は、せっかくの霊的雰囲気をかき乱します。私たち霊は信念と平静の雰囲気の中において初めて人間と接触できるのです。恐れ、疑念、心配、不安、こうした邪念は私ども霊界の者が人間に近づく唯一の道を閉ざしてしまいます。

太陽が燦々と輝き、全てが順調で、銀行にたっぷり預金もあるような時に神に感謝するのは容易でしょう。しかし真の意味で神に感謝すべき時は、辺りが真っ暗闇の時であり、その時こそ内なる力を発揮すべき絶好のチャンスです。然るべき教訓を学び、魂が成長し、意識が広がりかつ高まる時であり、その時こそ神に感謝すべき時です。霊的マストに帆をかかげる時です」  シルバーバーチの霊訓1 P62-63

 
ここから分かるのは、恐怖心や不安の念は私たちが強く生き抜くためにはもってはいけない感情であるということです。
そもそも恐怖心や不安や悩みとは、私の場合、息子の病状が「この先、どうなってしまうんだろう」とか「悪くなったら、どうしよう」という利己的な感情だからです。
 
「この先、どうなってしまうのだろう」や「悪くなったら、どうしよう」という言葉の前に、”私“が主になった感情が見え隠れしていると感じたのです。”私“が悲しい、”私“が苦しいと…。
 
起きてもいないことについて思いを巡らし不安になったり恐怖心を抱くことで、心を乱し、理性を挫き、調和を破壊してしまうことにも、すごく納得します。
 
 
ですが、主治医から病状の説明を聞いたり、息子の辛そうな姿をみると真理によって整えたはずの心が揺らぎ始めるのも痛感しました。
 
私はまだまだ五感によって心が左右されていることや真理に不動の信念が持てていないとも感じますが、シルバーバーチが言っているように、こういう時が内にある神性を発揮するチャンスなのだと思います。
 
ありがたくも授かった知識と神から授かった潜在能力を不動の基盤にしていくことが、自分の義務であるとも感じました。
 
 
この宇宙は神の摂理によって規制されていて、偶然の出来事や奇跡は起きないことや原因と結果の法則が連綿と貫かれていることに意識を向けて、背後には神の絶対的な愛が働くということに不動の信念をもって、真理を支えに、また力にしていこうと意識を変えるように努めています。
 
 
「人間は肉体だけの存在でなく霊的存在であること」「死は終わりではなくその先には美しい霊の世界があり永遠の生命が与えれられいること」「地上世界は霊的成長をする場所で成長のためには苦難は必須であること」「息子をはじめ家族の苦しみは自らがブループリントに計画してきたことであること」「神性を授かった私たちが、その能力を引き出せば物的なことを克服できないはずはないこと」…こうした霊的真理を毎日ことあるごとに心に落としています。
 
 
この先、息子にも家族にも新たな困難や苦しみは続いていくと思いますが、心が揺らいだ時や恐怖がわいた時、挫けそうになった時にはシルバーバーチの言葉を何度でも繰り返し思い出して、真理によって晴れやかで平静な雰囲気を醸し出し守護霊や霊医団の方々との絆を強固にしていきたいと思います。
 
また息子が現状に挫けず前を向いて歩を進めていけるように肉体的にも精神的にも、そして霊的にも支えになりたいと思っています。
息子にまつわる苦難から霊的真理の真実性を身をもって体験でき、それに沿って力強く生きれることに心から感謝をしています。
 
 
今、苦しみの中にある方、悲しみに飲み込まれそうになっている方が霊的真理という人生最大の宝を手にして、力強く生き抜くことができますことを心より祈りたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(*1)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?」    「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」    「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

 「コトとシンの10のどうして?」  には、地上人生の中で起きる理不尽と思える出来事や疑問に思うことにふれ、神の深遠な摂理の働きについての内容が描かれています。

他4冊の絵本にも、地上人生を歩むに際して心の支えとなり、力となる内容が満載です。今、苦しみの最中にある方、悲しい気持ちに押しつぶされそうな方々にも読んでいただきたい絵本です。

 
(*2)「シルバーバーチの霊訓」は、スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。

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