鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

夏の避難場所

2023-08-15 | 大切な仲間たち

毎日暑い日が続いています。先日は沖縄地方で台風が長引いたり、新たな台風が発生し近畿地方を直撃したりと甚大な被害をもたらしています。

被害が最小限にとどまることを祈るとともに、被害に遭われた方々には心痛の思いでいます。

どうか1日も早く、日常を取り戻されることを心よりお祈りいたします。

 

さて、先日のニュースでは地球は温暖化をこえて沸騰期になったと述べていて、その責任は人類にあるという胸に突き刺さる言葉で締めくくられていましたが、その人類の摂理違反のために今や夏は犬や猫はもちろん鳥にとっても過ごしにくい季節であるのは当然です。

そして今回の台風をふまえた異常気象も自然界に暮らす動物たちにとっては過酷なまでの環境にあるのだと、自分を含め人類の生き方に大きな責任を感じます。

 

とはいえ、何も対処をせずにいれば人間はもちろん動物たちも熱中症になってしまいます。

我が家は30度を超えたら冷房を27度~28度に設定して過ごしたり、犬や猫はヤギミルクで水分補給をしたりチュールアイスで火照った体を冷やしたりしています。

餌もいつもはドライフードを食べていますが缶詰を加えて食欲不振に備えています。犬猫たちもそれぞれ涼しいところに避難したり水分をとったりしているようです。

鳥たちは直射日光が当たらないように日よけをしたり、水浴びをして体を冷やしたり、スイカなどのフルーツで水分を補給しています。

 

人間も同様に、水分補給やエアコンを上手に使って体温調節をしたり、日中に外出する際は帽子や日傘を使い、マスクも人の密集してない屋外では外したり、木陰があれば避難して休憩したり…暑い夏を乗り越えていきたいと思いますが、こうした犬や猫、鳥たちの夏の過ごし方から思うのは人間の心の避難場所についてです。

 

私たちが苦しいとき、困ったとき、意地悪をされたとき、暴言を吐かれたとき、不安なとき、心配事があるとき…誰かに相談したり愚痴を聞いてもらったりして、心にたまった鬱憤を払って気持ちを落ち着かせたり整理したりすると思いますが、それは一時的に不満を外部に発散したに過ぎず、また一人になればフツフツとその時のことが蘇り嫌な気持ちになったり、心配事や不安で頭がいっぱいになったり怒りが湧いてきたりすると思います。

それでも誰かに相談できるならよいですが、時に誰にも話すことができず一人で抱え込み自滅してしまうこともあります。そうした心の問題にはどう対処したらよいのでしょうか。

そんな時、私は次のシルバーバーチの言葉を頼りに、一人静かな時間をつくるようにして心の避難所に駆け込んでいます。(*1)

 

「愚にもつかぬ嫉妬心や他愛ない意地悪から出る言葉を気にしてはなりません。そのようなものはあなた方の方から心のスキを与えない限り絶対に入り込めないように守られております。霊の力は避難所であり、霊の愛は聖域であり、霊の叡智は安息所です。イザという時はそれを求めるがよろしい、人間の心には裏切られることがありますが、霊は決して裏切りません。たとえ目には見えなくても常に導きを怠ることなく、愛の手があなた方の周りにあることを忘れないで下さい」   シルバーバーチの霊訓1  P114

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「もしもうんざりしたり困惑したり悲観的な気持ちになったりした時は、地上の喧騒から逃れて魂の静寂の中へ引っ込むことです。そうしてそこに溢れる豊かな光輝に馴染み、美しさに思いきり浸り そこから得られる静けさと落着きと安らぎと自信を味わうことです。こうして気分一新してから再び地上世界へ戻り、はつらつと仕事を始めるのです」  シルバーバーチの霊訓10  P142

 

ここに述べられている『人間の心には裏切られることがありますが霊は決して裏切りません』という言葉は、とても励みになり力になる言葉です。

確かに地上にいる人間は心が読めなかったり、仲間だと思っていた相手から裏切られることがよくあります。

私にしても信じていた人が自分のもとを去っていった経験をしていますし、人間の心は移ろいやすいものだと痛感することが度々ありました。

ですが真理を知った今は、他愛ない意地悪な言葉や去ってしまう相手にも、考えの違いや霊的な違いがあることを思い、恨んだり怒ったり批判する気持ちを変えていくことができるようになりました。

その分、霊の世界に避難して、そこに満ち溢れる豊かな愛に包まれて落ち着きと安らぎを得ています。そして心を入れ替えて″よし頑張るぞ”と再出発が出来るようになりました。後を引きずることも無くなったように思います。

 

なぜなら私たちの目には見えなくても、守護霊や背後霊、霊的家族や地上で身近だった人たちの霊が常に導きを怠ることなく自分の周りにいるのですから、決して裏切ることのない霊界人を心の頼りに信じていくことで、地上ではたった一人に見えても実はそうではないことが分かるからです。

そばには、たくさんの仲間がいてくれていることに勇気をもらって力強く過ごすことができるのです。

 

またシルバーバーチの言葉の中に『そのようなものはあなた方の方から心の隙を与えない限り絶対に入り込めないように守られております』とあるように、自分の心の問題であることにも得心がいきます。

それは『霊の世界や霊界人の存在を信じているか』『自分が永遠の生命を生きる霊的存在であることを確信しているか』『地上世界は霊の成長のための訓練の場所であると理解できているか』『地上生活は霊の世界での準備であると分かっているか』『この全大宇宙は神の摂理によって規制され、支配されていることを信じているか』などなど、結局は霊的真理を確信し、それを日常で活かしているかの問題なのだと思います。

 

霊界の方々が身近にいて守り導いていてくれているということは、嬉しいときや楽しいとき、苦しいときも悲しいときも、いつも一緒にいるということです。

共に喜びその喜びを一層ふくらませてくれたり、共に苦しみその苦しみを乗り越えるための力を授けてくれたり慰めてくれるのです。こんなに信頼できる存在はありません。どんな地上の人間より信頼できる存在だと思います。

 

また自分が死後も霊の世界で永遠の生命を生きるために今地上という訓練所で体験を積んでいるということは、どんな出来事も霊の成長の糧にしていくことが重要ということです。

以前の私は、辛いことや悲しいこと苦しいことがあれば何とかそれを避けたいと思ったり、いつまでも悩んだり悔やんだりしていましたが、今は堂々と立ち向かうことが出来ています。

そもそも困難苦難は自分がもたらした摂理の結果であり償いの道なのですから、しっかりと清算したいと思っていますし、成長していきたいと思います。

神の摂理の公平さと完璧性を信じて、その働きに委ねていきたいと思います。

真理を知るということは、なんと力強く地上人生を歩んでいけるのかと改めて霊的知識の威力を痛感します。

 

そして、いずれ誰にも訪れる死を迎えたときに後悔のないように人生を生きたいと思っています。

どんな出来事も一人静かな時間をもって神や霊の世界へ思いをはせ、しっかりと死後の世界である霊界での準備をしていこうと思います。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
(*1)「シルバーバーチの霊訓」は スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し 自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?」     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」   「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

全ての作品から地上人生での疑問や不安、心配事や苦しみ、悲しみに対しての回答を得られる内容になっています。また心の避難所になる力と勇気をもらえる絵本です。子どもから大人の方にもお勧めです。

 


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