~2008年05月04日(日)~
●ハロン湾へ出発
<日航ハノイの朝食>
朝食は和洋中越のバイキング。
クロワッサンに味噌汁って日本ではありえない組み合わせ(笑)
日航ハノイの朝食はバイキングで、ベトナム料理、洋食、和食、中華などバラエティに富んでいる。
和食はご飯、味噌汁、焼き魚、卵焼き、たくわん、梅干しなど外国なら十分なメニューだ。
味は微妙だったけど、ベトナム3日めくらいなら、めちゃくちゃ美味しく感じるんだろうな(^-^;
<途中の風景>
8時20分、ホテルを出発。ガイドは昨日のトンさん。
ハロン湾まで片道約3時間、途中お土産屋さんでトイレ休憩あり。
おなかの調子もいいし、道路もきれいで快適なドライブだった。
車の中でトンさんから、ベトナムの恋愛事情や離婚率など興味深い話が聞けて楽しかった。
ベトナム人は忍耐強いので離婚率がとても低いそうだ。
日本人の離婚の多さにびっくりしていた。
ハロン湾が近づいてくると、道端で果物を売っている露店が多くなってきた。
パイナップルがおいしそうで、Kさんと帰りに買おうと話していたのに、私がクルーズ船の料理で下痢をしてダウンしてしまったので、買えなくて残念だった。
<ハロン湾クルーズのチケット売り場>
<ハロン湾の船着場>
ハロン湾ってのどかな漁村のイメージだったけど、結構にぎやかで大きな港町なのでびっくり。
港には派手なクルーズ船が50隻くらい停泊していて、観光客でごった返していた。
日本人は日本人だけの船に乗せられるみたいだ。
船は思ったより清潔でトイレが2つもあり(おなかの弱い私には重要)、快適だった。
●ハロン湾クルーズ
出発するとすぐに昼食。
ガイドブックには「新鮮なシーフードランチが楽しめる。」と書いてあったので期待半分、不安半分だった(^-^;
絶対おなかこわしそう!って思った。
でも、出てきた海老や蟹の唐揚げ、ホタテや空芯菜の炒め物、揚げ春巻きなど、どれも美味しくて、冷たいベトナムビールも口にあい、思わず普通に食べてしまった。
缶ビールが1本2ドル、ワインが1本20ドルは高すぎと思ったけど、暑いのでビールを注文。
私たち以外のテーブルは全員ワインを注文していた。
<クルーズ船の昼食>
<世界遺産 ハロン湾>
さまざまな形の島が現れ、風光明媚な景色が続く。
ちょっと残念なのは天気が良すぎたこと。
少し霧がかかっているくらいの方が水墨画のようで風情があるんだけどな・・・。
と贅沢なことを言う。
でも私もKさんも晴れ女で、一緒に旅行するといつも天気がいいので仕方がない。
●鍾乳洞見学
しばらくして小さな島に上陸。鍾乳洞見学だ。
特に興味はなかったけど、船で待つのも退屈なのでついていく。
でもすぐ後悔することになる。
<鍾乳洞>
鍾乳洞の入り口まで、長い石段を登らないといけないのだ。
石段は狭くてかなりの急こう配。しかも渋滞していてなかなか進まない。
暑くて湿度も高いので最悪のコンディション。
皆、汗だくでぜいぜい言いながら登っている。
缶ビール1本にしておいてよかったとつくづく思った。
隣のテーブルでワインを飲んでいたオジサンたちはお酒と暑さのダブルパンチで赤ら顔をつらそうにゆがめながら登っていた。
途中で倒れるんじゃないかと真剣に心配したくらいだ。
●お土産販売
再び船に戻るとウェイトレスのお姉さんたちが、今度はお土産の売り子さんに早変わりし、刺繍の美しいテーブルクロスや宝石などを売り始めた。
隣のテーブルのオジサンたちは集中攻撃されてたくさん買っていた。
オジサンたちはある程度買った後、攻撃から逃れるため、私たちに矛先を向け、なんと一緒にお土産を勧め始めたのだ!
こういうシチュエーションに弱いKさんは、相手をしてあげて、案の定、刺繍のテーブルクロスを買わされていた。
しかも値切ることが苦手なのであまり値切れずに。
いつもは私が値段交渉担当なんだけど、それどころでない事態が起こってしまった(^^;)
●ついに・・・
突然、お腹がきりきり痛み始めて、冷や汗が出てきたのだ。
ついにベトナム料理にやられてしまった(T_T)
何度もトイレに行き、港に着いてからも、もう一度行き、Kさんとガイドさんとドライバーさんと長い間待たせてしまった。
こんな時、専用車にしてよかったとつくづく思う。
以前ホーチミンで下痢と発熱で苦しんだ悪夢が蘇ってきて不安でしょうがなかったけど、いつまでも待たせる訳にいかないので、少し楽になったことだし、ハノイへ帰る決心をした。
トンさんが「トイレに行きたくなったら早めに言ってください。」と流暢な日本語で言ってくれたので少し気分が楽になった。
とりあえず3時間がんばらないといけないので、正露丸を飲んで寝ることに。
暑さと疲れで本当に眠ってしまい、気がついたらトイレ休憩のお土産屋まで戻っていた。
だいぶ良くなっていてホッとした。
ハロン湾を出発する時、Kさんに「私に気を遣わず、パイナップル買ってね。」と言っておいたけど、遠慮したらしく買わずに通り過ぎたそうだ。
それにしてもKさんは同じものを食べたのにピンピンしているのはどういうことか!
さすが、チュニジアで10日間、お通じがなくても平気だった人間、身体の作りが根本的に違うんだな~(笑)
●再びはんこ屋へ
ハノイに戻り、ハンコ屋さんの近くで降ろしてもらう。
私のハンコはいい出来だったけど、Kさんの方は名前の1文字が変な形だった。
思わず吹き出しそうになったけどおじさんに悪いので我慢した。
その場で彫り直してもらう。
漢字だから難しいんだろうな。
5分ほどだって「これでどうだ!」と見せられたけどまだ変だった。
また笑いそうになったけど、気の毒そうなフリをした。
ベトナム人にとってよほど難しい漢字なのか、もう一度修正してもらったけどダメだった。
Kさんはあきらめて買うことにした。
あのハンコ、日本で使っているのだろうか(笑)
●シクロ体験
旧市街から地元のスーパーへ行くため、ハノイで初めてシクロに乗る。
2ドルで交渉成立。
排気ガス対策用のマスクをつける。
シクロは平気で車やバイクの波の中に入っていくので、最初ひぇ~って感じだったけど、車やバイクの方がうまくよけてくれるので意外とスムーズで快適だった。
スーパーで降りるとシクロおじさんが「ウェイト、ノーマネー!」と何度も言う。
「そっかー、買い物が終わるまで待つ。その間は無料ってことね。」と分かり、待ってもらうことにした。
ベトナムの調味料や食料品、陶器などを買っていたらあっという間に1時間くらい経ってしまった。
申し訳ないな~と駆け足で戻ると、シクロおじさんはニコニコと近づいてきて「次はどこ?」と聞いてくるので、近くのレストラン「ハホイ」へ行ってもらうこと。
「ハホイを知ってるか?」と聞くと「ハホイ?OK!OK!」と自信たっぷりだったので、安心して任せていたら、暗くて狭い路地に入ったり、戻ったりして明らかに迷っているようだ。
挙句の果てに違うレストランで停めて「ここがハホイだ。」と胸を張って言うのには参った。
結局3回違うレストランへ連れていかれ(笑)、やっとハホイに着いたらなんと休みだった。
ガイドブックでは無休って書いてあったのに・・・。
結局30分くらい無駄にシクロ体験をしてしまった。
●ベトナム料理
仕方がないので、第2候補の「ワイルドロータス」へ行ってもらうことにした。
今度は無事1回めで到着。ここは知ってたのね。
スーパーを出る時、5ドルで手を打ったのに、シクロおじさんは8ドルくれと言う。
8ドルは無理だけど、スーパーでたくさん買ったので重くて大変だったろうなと思って、チップを1ドルあげた。
おじさんはあきらめず、ワーワー言っていたけど、無視してレストランに入った(笑)
ワイルドロータスはフレンチヴィラを改装したおしゃれなベトナム料理レストランで、料理、雰囲気とも申し分なかった。
ワインも料理も全部おいしくて、昼間ハロン湾で地獄を見たことなどすっかり忘れてバクバク食べた(笑)
ここはさすがに高くて全部で60ドル。きれいな水や油を使っているようで、おなかは大丈夫だった。