ベトナム１日め ＜ハノイ到着＞

●はじめに



ＧＷにベトナムへ行ってきました。３度めのベトナムです。
２回ともホーチミンだけなので、今回は初のハノイです。
テレビで見た世界遺産のハロン湾と、ハノイの水上人形劇をこの目で見たくで計画しました。
以前、大阪のツアーエキスポで水上人形劇が見られるというので、はりきって行ったけど、混雑していて全然見えなかったのであきらめました。
その時、絶対ベトナムで見よう！と決心したのです。

１つ心配なのはおなかの具合で、ホーチミンでは２回ともおなかをこわし、そのうち１回は発熱を伴うものでとてもつらい思いをしたので、かなりトラウマになっていました。
今回も何度か危うい時がありましたが、なんとか生還しました(*_*;
それでもどうして行くの？とよく聞かれますが、それ以上の感動があるから、としか言えません(^^)

～２００８年０５月０３日（土）～

●関空⇒バンコク⇒ハノイ

＜タイ航空＞



関空01:25発のタイ航空673便でまずバンコクへ。
この便は時間を有効に使えて便利だけど、思った以上に身体がしんどい！
最終のラピートに乗っても関空で時間が余りすぎるので、チェックインの時はなんだか疲れてしまって、飛行機に乗った途端ダウンしてしまう。
キャンセル待ちしてやっと取れた席なので、もちろん満席。
私と友人Ｋさんの席は出張おじさんたちのように、通路をはさんで隣同志。
寝るだけだからまいっか～。

朝5時頃、バンコク到着。
新しい空港になって初めてなので楽しみにしていた。
広いとは聞いていたけど、飛行機からターミナルまでのバス移動がめちゃくちゃ長くてびっくり！
まだかまだかとうんざりしてきた頃やっとターミナルに着いた。

バンコクで次のハノイ便を3時間くらい待つ。
早朝にもかかわらずお店がガンガン開いていたので、帰りに買うものの下見をしていたらあっという間に時間が過ぎていった。
なんとＫさんはさっきの飛行機にベトナムのガイドブックを忘れて、タイ航空にかけあったけど出てこなくてショックを受けていた。
その上、Ｋさんには超めずらしく、下痢をして元気がなかった。
そういう私も軽い下痢だった（笑）

＜タイ航空のデザート＞



バンコクからハノイ行きの便も満席。
機内食もワインもおいしかったけど、このデザートにはびっくり！
この毒々しい色とテカリはなんなんだろう。
味はあんこのような食感でただ甘いだけだった。

●ハノイ到着

入国審査官は皆、仏頂面だったので、シンチャオ！（ベトナム語でこんにちは）って言ったけど反応なし。
Ｋさんの審査官はニコッとしてくれたそうだ。
懲りずにカムオン（ベトナム語でありがとう）と言うと私の係官もニヤッとしてくれた。

米ドルは日本で用意していたので、少しだけドンに両替する。
10万ドンやら50万ドンやら、単位が大きすぎてよくわからない。
しかもベトナムは米ドルとドンを両方使うのできちんと分けておかないといけない。
１円が150ドンくらいなので、ドン表示のものは０を２つ取ると日本円かな～とベトナム滞在中ずっとアバウトな計算をしていた。

＜バイクの嵐＞



到着ロビーを出ると、タクシーの呼び込みバトルが激しい。
どの会社も小型車は市内まで一律40ドルと表示されているので安心だ。
こぎれいそうな車が並んでいる会社を選び、念のため、エアコンがついているかどうか確認して乗る。

空港を出るとのどかな風景が続く。
が、市内に入るといきなり交通渋滞。
車、バイク、シクロ、自転車が入り乱れ、遠慮なくどんどんつっこんでくる。
バイクの３～４人乗りは当たり前、秩序はなさそうだけど、いつの間にか進んでいるから不思議（笑）
1時間くらいかかって11時半頃、日航ハノイホテルに到着。

●日航ハノイ  Nikko Hanoi

＜清潔な部屋＞



ちょっと早かったけどチェックインできてラッキーだった。
部屋で荷物を整理したり、タイ航空のおにぎりを食べたりしていたら眠くなってきた。
そういえば、昨晩は機内で２～３時間しか寝てないから眠いはず。
1時間ほど昼寝をして、14時頃がんばって起きる。
眠くて仕方なかったけど、旧市街へ行く時間は今日しかないので、朦朧としながらホテルを出た。

＜部屋からの眺め＞



ハノイはベトナムの首都だけど、近代的な高層ビルは少ない。
フランス統治時代のコロニアルな建物が多くて、おしゃれな街並みも見られる。
旧市街は古都の雰囲気で、にぎやかではあるがホーチミンに比べると落ち着く。

●旧市街を散策

＜人気の雑貨屋　Naguのトイレットペーパー入れ＞



ホテルから旧市街の大教会前までタクシーで10分ほど。
タクシー代はチップ込で2万ドン（約130円）。
ガイドブックに載っている、おしゃれな雑貨屋「Nagu」にはかわいい小物ばかりで、あれもこれも欲しくなった。
まだ最初なので少しにしたけど、後でもっと買えばよかったと後悔した。
やっぱり迷った時は買わなきゃいけないね。

＜ハンコ屋の看板＞



＜ハンコ屋の家族＞



オーダーメイドできるというハンコ屋を探した。
ガイドブックに載っているハンコ屋を見つけたけど、意外と高く感じ悪かったので、他のお店を探すことにした。
ハンコ屋を探しながらぶらぶらしてたら、良心的ないいお店を見つけた。
お店の名前は分からない（読めない）けど、通りにハンコのサンプルが飾られていた。
店舗が見当たらないのでキョロキョロしてたら、細い路地の奥から誰かが手招きしている。
入っていくと普通の家で、お父さんがハンコを彫っていた。
６畳ほどの部屋には、寝ているおばあさん、テレビを見ながら夕ご飯を食べている子供たちがいて、その部屋の隅がお父さんの作業スペースだった。
なんだか心を打たれ、ここでオーダーすることに決めた。

＜ハンコのサンプル＞



ハンコの絵は自分でデザインすることもできるけど、かわいいサンプルがたくさんあるので、好きな絵を選んで、空きスペースに名前を彫ってもらうのが一般的。
動物や風景、アオザイを来た女性など、素敵なものがたくさんあってずいぶん迷ってしまった。
値段は１個３～５ドル（名前彫り代込）で、他のお店より安くて種類も豊富。
一応お決まりの値段交渉をすると、Kさんの分と合わせて５個17ドルのところ15ドルにしてもらった。
いつもはもっとねばるけど、心が痛んだので15ドルで手を打った。
ハンコは翌日の出来上がりなので、子供たちに飴をあげて家を出た。

＜ランタン屋＞



＜パリデリ＞



歩き疲れたのでガイドブックに載っていたカフェ「パリデリ」で休憩。
このお店はほとんどのガイドブックに載っていて、キャビンアテンダントの本にもお勧めカフェと紹介されている。
その記述に間違いなく、カフェラテとアールグレイ、パイとマフィン、すべて疲れを忘れる美味しさだった。
特にカフェラテが、私の中ではこれまでのベストで、幸せ～って感じだった。
ベトナムにしては高めで、トータル800円くらい。

＜イパニマのバッグとお財布＞



疲れも取れ、大満足でパリデリを出てぶらぶらしてたら、「イパニマ　Ipanima」のお店を偶然発見！
閉店間際だったけど入らせてもらった。
私は全然知らないブランドだったけど、Kさんによるとイパニマは最近日本でも人気で、結構高いらしい。
バッグやお財布、靴など確かに個性的でかわいく、機能的で皮の手触りもいいので、思わずこのバッグとお財布を買ってしまった。
バッグ65ドル、お財布25ドルはかなり安い！
日本ではその倍以上はするらしい。
バッグはとても使いやすくて、日本で愛用している。

●水上人形劇

のんびり買い物している場合ではなく、これから「水上人形劇」を見に行くので、早くホテルに戻らないといけない。
ガイドのトンさん（男性）がホテルのロビーで待っていたので、すぐに劇場へ出発。
劇場はホアンキエム湖近くの水上人形劇場。
20時から約1時間上演される。
中は欧米人が多く、満席状態だった。
私たちの席は前から4列目の中央あたりなので、まあまあいい席でよく見えた。
写真撮影は1人1ドルで可能。

＜一番お気に入りの「仙女の舞い」＞









水上人形劇は、田植えや村の祭り、子供たちの水遊びなどを表現していて、言葉は分からないけど、日本語のプログラムもあるので分かりやすい。
人形の動きがコミカルでかわいくて、特に「仙女の舞い」はテレビで見た映像が鮮明に残っていたので感動ものだった。

＜フンドシおじさん＞



人形は売店で売られていたので買いたかったけど、近くで見るとそれほどかわいいものではなく、作りが雑でこわれそうなので買うのをやめた。
と言いながら、結局あきらめきれずに空港で買ってしまったけど（笑）しかも３体。
Kさんはお気に入りのフンドシおじさんの人形がなくてがっかりしていた。
写真は売店入口の大きな銅像。インパクトあります（笑）

＜バイクの波＞



21時頃、バイクやシクロの波にもまれながらホテルへ帰る。
今日は1日、タイ航空のおにぎりとパリデリのマフィンしか食べていないので、小腹がすいてきた。
ホテルのレストランで食事をする気力がなかったので、いざという時のために持ってきたお粥を初日から食べることになった。
ベトナム初日の食事が、おにぎりとお粥とは・・・とほほ。
まだ全然ベトナム料理食べてないよ～(T_T)