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愛媛 内子&大洲1人旅 <雅な臥龍山荘②>

今日は「3月31日~4月2日 内子&大洲1人旅」の最終回、愛媛県大洲市の、臥龍山荘(がりゅうさんそう)後編です。
2泊3日の旅行に2ヶ月以上もかけてしまいましたが(^^; 長い間、おつきあい頂きありがとうございました。

さて、臥龍山荘の臥龍院を見学した後は、玄関に戻り靴を履いて、美しい庭園を眺めながら、知止庵(ちしあん)と不老庵(ふろうあん)へ向かいます。


国の重要文化財 臥龍山荘の不老庵

臥龍山荘(がりゅうさんそう)

愛媛県大洲市大洲411-2
TEL  0893-24-3759
OPEN 9:00 ~ 17:00(年中無休)
普通観覧料 大人550円 小人220円(中学生以下)
大洲城との共通観覧料 大人880円 小人330円
(今回は大洲城との共通観覧券を購入しました。)



*地図上では「臨時休業」となっていますが、確認したら開いていました。
 念のため、行かれる前にご確認下さい。


臥龍山荘の庭園には、さまざまな樹木や花が植えられていて、四季折々に楽しむことができます。
大洲藩3代藩主、加藤泰恒は、吉野の桜や龍田の楓なども取り寄せて植えたそうです。


見事な庭園の片隅で、控えめに咲いている薄ピンクのつつじが可憐でした。


庭園から見た臥龍院。
立派な茅葺屋根ですね。


庭に大きな井戸がありました。


右側の石段を下りると肱川ですが、通行禁止になっていました。

この日は、雲間から太陽がのぞいたり隠れたりの、変わりやすい天気だったので、できるだけ太陽が出た時に撮りましたが、中にはこのように ↑ まるで違う日に撮ったような暗い写真もあります(笑)


臥龍淵の向こう側、半島のようなところが、龍が臥したように見えた蓬莱山(蓬莱島)で、以前は橋がかかっていて渡れましたが、台風で橋が壊れてしまったそうです。
手前に見える2本の棒のところから橋があったんですよ。と庭の手入れをされていた女性が説明してくれました。


知止庵(ちしあん)。
かつて浴室だった建物を茶室に改造し、陽明学者 中江藤樹の教えから「知止」と名付けられたそうです。


不老庵へ向かう途中、潜龍洞(せんりゅうどう)という小さな洞窟跡がありました。
ここは氷室で、昔の冷蔵庫だそうです。
氷って昔は贅沢品だったので、豪奢な生活が伺えますね。


ついに念願の不老庵に到着です。
臥龍山荘と言えばここ!と言うくらい有名な不老庵ですが、臥龍山荘の一番奥だったんですね~。

下調べをするまでは、臥龍山荘って、川沿いに建っているこの建物だけだと思い込んでいました。
こんな広い敷地に臥龍院、文庫、知止庵、不老庵が建っていて、こんなにすばらしい庭園があるなんてびっくりです。

そして不老庵と言えば、肱川を遊覧する船から見上げるこの景色 ↓ が有名です。


肱川から見上げる不老庵(公式サイトよりお借りしました。)


新緑がまぶしい!


不老庵の入り口にも蹲踞(つくばい)があって、こちらはかわいいクリスマスローズ(たぶん)が生けられていました。


不老庵から見下ろす臥龍淵。
見えにくいですが、向こうの蓬莱山の崖にはピンクのつつじが咲いていてきれいでした。


では不老庵におじゃまします。
いつも大勢の観光客が来るところですが、今日は1人占めできてラッキーです(^^)
静かに景色を堪能できました。
(それに断崖から突き出ているので、大勢だと床が抜けそうで怖い!笑 人数制限あるのかな?)


昔の人もこの景色を愛でていたんですね。


秋の紅葉はさぞきれいでしょう(^^)


不老庵は船に見立てて作られ、天井は竹網で船底のような形にしているそうです。


裏に回ると不老庵を支えている柱が見えます。
思っていたものと違いました(> <)
先に見なくてよかった(笑)
もちろんちゃんと計算されて、頑丈に作られていると思いますが(^^)


肱川の崖の上に建つ、数寄屋作りの不老庵。
美しくて風情がありますね。
念願の不老庵に来られて感無量です。




臥龍山荘を堪能して出てきました。
想像以上の美しさに感動、侘び寂びをいっぱい感じて、心が洗われました。

なんと!
臥龍山荘の庭園が、国の名勝に選ばれたと、今日(6/18)ニュースで流れていました♪
嬉しいですね。


臥龍山荘の石段を下りると、肱川沿いに駐車場があります。
堤防が城下町の雰囲気で素敵ですね。

臥龍山荘の余韻に浸りながら、OKI棟の部屋に戻り、12時ぎりぎりにチェックアウトしました。
宿泊代以外の追加精算はSADA棟で朝食後に済ませておいたので、部屋に鍵を置いたまま出発できて便利です。
Nipponia Hotel大洲城下町は、現在も古民家再生を続けていて、8月には更に数棟がリニューアルオープンするそうで楽しみです。
そのため、ヨシュア工房の竹西さんは、納品する器作りに忙しい毎日を送っていらっしゃるそうですよ(^^)

OKI棟を出て、お昼はどこで食べようかな~と考えながら、おはなはん通りを歩いて、車を停めている「まちの駅あさもや」へ向かいます。




おはなはん通りの無料休憩所。


鯉が泳ぐ水路にきれいなビオラ。

大洲名物のうなぎか、友達が勧めてくれたイタリアンか・・・決めかねていた時、あさもやで、分油屋(わけあぶらや)を見つけました。



そう言えば、油屋(初日に美味しいすだち油ソバを食べたお店)の2号店が、「まちの駅あさもや」にできたってどこかで聞いたな、と思い出して、メニューを見ると、おいしそうなお蕎麦が目に入ったので、吸い込まれるようにお店に入ってしまいました(笑)
2泊3日、盛りだくさんのプランで疲れていたので、急にあっさりしたお蕎麦が食べたくなったのです。


まちの駅あさもやの分油屋(わかあぶらや)。
なまこ壁の趣きある建物です。


2017年オープンなのでまだ新しくてきれいです。


とろろ月見そばにしました。
大洲コロッケも食べたらよかったな~と今、思いました(笑)
その時はあまり食欲がなくて残念!


疲れた身体にやさしいお出汁が沁みる~。
とろろ月見そば、とっても美味しかったです♡

今日はまだ半日残っているので、どこかもう1ヶ所寄って帰ろうかな♪
棚田か芝桜か・・・でも気力はあるのに体力がついていきません(T T)
やっぱり帰って休もっか。
2泊3日、はしゃぎすぎたようで(笑)、どっと疲れが出てしまいました。

母はショートステイから明後日帰ってくるので、明日は1日ゆっくりして、母の帰宅に備えようと思います。
そして、母は元気に帰宅し、お土産の大洲銘菓「志ぐれ」を美味しいと言って、食べてくれました。

しばらく介護から解放してくれ、自由な時間をくれた母と施設のスタッフさんに感謝です。
また次の楽しみを作って、日々がんばろうと思います。

長い旅行記におつきあい頂き、ありがとうございました(^^)


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