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愛媛 内子&大洲1人旅 <雅な臥龍山荘①>

3月31日~4月2日の内子&大洲1人旅、最終日は国指定重要文化財「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」の見学です。
愛媛の有名な観光地なのに、これまで一度も訪れたことがありませんでした。
たぶん、若い頃は興味がなかったんでしょうね。
侘び寂びが分かる年頃になってから(笑)、いつか行きたいと思っていました。
特にここは、車椅子の母と一緒に見学できないので、1人旅のこの機会に行っとかないと!です。


国の重要文化財「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」の臥龍院

臥龍山荘(がりゅうさんそう)

愛媛県大洲市大洲411-2
TEL  0893-24-3759
OPEN 9:00 ~ 17:00(年中無休)
普通観覧料 大人550円 小人220円(中学生以下)
大洲城との共通観覧料 大人880円 小人330円(中学生以下)
*今回は大洲城との共通観覧券(同日見学じゃなくてもOK)を利用しました。



*地図上では「臨時休業」となっていますが、確認したら、6/15現在は開いていました。
 念のため、行かれる前に確認して下さい。

Nipponia大洲城下町のチェックアウト(12時)までには戻れそうだったので、荷造りをした荷物は、部屋に置いたままで出かけました。


泊まったOKI棟からは近くて便利です。
ぶらぶら歩いて5分くらいで臥龍山荘に到着。

蓬莱山が龍の臥す姿に似ていることから、大洲藩3代藩主 加藤泰恒が「臥龍」と名付け、幕末までは歴代藩主の遊賞地として保護されてきましたが、明治維新後は補修されることなく自然荒廃していったそうです。
その後、木蝋貿易で成功した地元の豪商、河内寅次郎が、余生を過ごすため、明治30年代から10年ほどかけ、ここに山荘を建築しました。

約3千坪の臥龍山荘は、2011年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星に輝き、2016年には、臥龍院、不老庵、文庫の3棟が国指定重要文化財に指定されています。



肱川を見下ろす高台に、雅な臥龍山荘は建っています。
左の高い建物は、重要文化財の文庫になります。


臥龍山荘の入り口から寂びれた味わいがあって、期待が高まります♪


苔むして、いびつな石段も風流だわ~。


ツワブキやシダも自然のままでいいですね~。


まず、臥龍院から入ります。
ここで靴を脱いで上がりますが、結構な段差にびっくり。
母は絶対ムリだな(^^;
この時間、観光客は私1人でラッキーでした。(奥の靴は受付のお姉さんのもの)


裏庭も苔と椿がきれいでした。
蹲踞(つくばい)があるので、近くにトイレがあるのでしょう。


手前が清吹(せいすい)の間、奥が壱是(いっし)の間。


壱是の間から望む美しい庭園。
奥に見える小さな建物は茶室です。
この庭園は桂離宮や修学院離宮などを参考に造られたそうです。
周囲の山川を取り込んだ、広大な借景庭園になっています。


庭園の向こうの肱川も借景になっています。


広くて気持ちのいい縁側を歩き、左へ曲がると、


奥に霞月(かげつ)の間があります。


霞月の間から振り返ります。
どこを見ても、美しすぎてため息が出ます。
1人なので、写真撮り放題です♪


この廊下は仙台松の1枚板ですが、あえて溝を作っているそうです。
粋ですね。


霞月の間。コウモリの引き手。
これは粋と言うより、気持ち悪い~(笑)


霞月の間は、農家の風情を感じさせる茶室だそうで・・・


壁の一部、わざと漆喰を塗っていないそうです。
これが田舎の風情を表してるかどうかは、ちょっと疑問ですが(笑)


確かに、はがれたのではなく、最初から塗ってないですね。
最初、ここだけ修復してないのかと思って、びっくりしました(^^;
このセンスは分かりせ~ん(笑)


霞月の間。
ここからは肱川が近くに望めます。
瓢箪の透かし彫りがきれいですね~(^^)


壱是の間の奥にも蹲踞(つくばい)がありました。


蹲踞って風流で好きなんですよね。
すぐ写真を撮りたくなります。
きれいに花が生けられていて、おもてなしの心を感じます。

臥龍山荘は写真が多いので2回に分けさせて頂きますね。
次は、更に雅な「不老庵」です。
続きはしばらくお待ち下さい(^^)


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