また不幸なシロ先輩ネタが…。がっくり。
がっくりなだけでは申し訳ないので、ちょっと小ネタを
「あ、すごい右手と左手別の動きできるんですね?私も昔ピアノを習ってたんですけど右手と左手が別の動きなのがどうしてもできなくって、あ、ごめんなさい喋りすぎ、ですよね」
はいー、こんな微妙なすけべっぽいセリフは実は結構得意ですー。
うちの販売機の売り上げが(略)超えたらまたこんなセリフ流してあげますよ。
どんな悪徳商法やねん。
…ごめんね。ちゃんとしたケータイの充電器のコードが姫に食われてUSBでパソから充電してパソ開きっぱなしやからこんなこと言ってしまうねんー。暇やねんー。今日はずっと寒いから猫モズーーーーットデレッデレもーでさあ。ま、そんなわけで続きでどうぞ。
ちょっと適当なお話 薬ネタはこのくらいで限界です
彼は鏡花ちゃんのいう四回生の格好いい先輩である。名前は角田英介。
彼はとんでもない風邪に悩まされていた。
「ビエックシュッ、あーもう鼻はひどいわ喉は痛いわ、最悪だわ」
ブツブツ言いつつも、鼻が止まらない。もう病気というか。病気だな、風邪は。
「あー、そういえば倉田がいい風邪薬持ってるっていってたな。ちょっと飲ませてもらおう、おーい倉田ー」とか言いつつシロさんの部屋に行く彼。
「あ、なんだいないのか。まあいいや、あるだろ風邪薬。」
ごそごそ、とあさって彼が発見したものは、シロさんがうーさんが不眠症だと誤解して作った睡眠薬。
「なんかみたことない薬だけど大丈夫だよな。えっくし。ってか鼻がそれどころちゃうし」
えーい飲んじゃえ。
かくて、シロさんが部屋に帰ってくると見知った人ではあるが名前はちゃんと知らない男子が寝こけているのである。
「これは…ええっと?俺の部屋だよな??」
状況が飲み込めず、ルームナンバーと部屋の中を何度も確認。でもなんか間違いなく俺の部屋だし、うーんなんでこの人寝こけてるの。ってか何の用だ。
って、あれ。もしかして、この包装。は…。
「っていうか!!この先輩(人)確か薬学部だろ!?訳のわからん人の部屋の薬勝手に飲むなよ!」
そんなど阿呆が実在するなんて初めて知ったよ!と言わんばかりに彼は叫んだ。
何考えてるんだ、こいつ、っていうかなんで俺のベッド占領してるんだ。
なんでわかんない男子にベッド占領されて俺が床かな!?
もう全くの納得がいかない状況が吹き荒れているのだが、彼は理性を保ち「先輩ー、起きてくださいー」と優しく声をかけた。優しく声をかけて、起きる訳ないのである。
「先輩ー、先輩ってば」
「グーーー」安らかな寝息を立てるばかり。っていうか寝てる時は鼻は止まってるらしい。
「先輩ーちょっと、この部屋布団しか暖房ないんですよー」
起きない。
「ちょっと、助けてこの状況…布団だって一組しかないんだしさあ…!」
もしもーし。誰に助けてもらおう。円城さんあたりになんとかしてもらうとか。うーんこやつとなんの関係だ、とか言われそう。いや、円城さんならそこまで思わないか。
あ、いやいや。そんな危険を冒さなくても、寮長さんに相談して。
「あーーー、ぐっすり寝たせいか、風邪回復だ、ありがとう、倉田」
「ありがとうじゃないですよ…」
とりあえず空き部屋であまりの布団でなんとか一夜をしのいだシロさんは当然のようにがっくりだった。
「でもこれ睡眠薬?だったのか。なんでこんなものが」
「あー…えっと、俺、ちょっとここんとこ不眠気味だったんですよ、それで」
苦しい言い訳だが本当のところは話せないので、なんとかごまかした。
「彼女とやらしいことばっかしてるから不眠なんじゃなかろうな…あ、ごめん、マジで」
「俺をセクハラするならまだいいですけど、うーさんまで軽くセクハラしないでくださいよ。だいたい俺寮生じゃないですか。そうそう簡単に女子連れ込めないですよ」
「ああ、ごめんごめん。彼女とやらしいことばっかり考えてるから不眠なんだ。そこ間違ってた」
はああ!?なんだそれ!?と思ったがそこは大人。我慢我慢。グッと人付き合いのいい笑顔。
「風邪薬はちゃんと薬局で処方してもらってくださいよ?とにもう」
「いちいち病院行くのめんどいじゃないかー。薬局やドラッグじゃ薬高いんだぞ?」
人の部屋にある薬を勝手に飲むよりはよっぽど安全だと思うな…ああ、それにしても寒い一件だった。本当に。自分の部屋にうーさんが寝てるならともかく、ほとんど知らないに等しい野郎ですよ。本当にもう。ブツブツブツ。これで変な噂立ったらもう知らんからな!ほんまぐれるぞ、俺。
ってか、鏡花さん、本当見る目ないなあ…(涙)
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