にざかな酒店

オタウォーズ

というわけで、軽く学校の事件ネタなどを。いう人の顔で広まり具合とかなんとか色々違うのなんとかならんかね、的事件。
では続きでどうぞ。
オタウォーズ(我が学校を二分した事件)

我が学校にてとんでもない事件が、漫研から起こりました。
あるものはオタクなんてろくな人間がいないとオタクバッシングに走り、かと思えばオタク文化に全く関係のない女子がやたらとオタクの肩を持つ方に走ったり、全く意味のわからない事件なのでした。なぜこんなことになったのか、それは発言の内容ではなく、発言したものの美貌に関係のある話でもういいよ、こんなのやめてよもう、と一般生徒は激しく疲弊したものです。
さて、この事件の始まりは、というと。
新人歓迎会で、そう、漫研にて学校一の美少女が漫研にいたこと自体がそもそもあれだったのですが、まあ学校一の美少女の横には必ずさえない友人がいるものですね。どこの学校も一緒です。
その子が学校一の美少女に聞きました。
「そういえば鉢が峰さんて漫画は読むけどアニメは見ないの、なんでなの?」
「えー、だって、声優さんに賢い人間おらんやん」
当然のようにその場は凍りつき、(漫研ですから)もはや漫研部長に至っては活火山状態でした。
「だってそうやろ?対談とか見ても、どこまで世界観わかってるのか怪しいやん。このキャラはこういうことか言っててもわかってるようなこと言ってないし」
「へ、へえー…」
この後。
「声優さんをバカにする奴は出ていけ」コールが起こるのも仕方がないことでした。
漫研でそんなことが起こったことなど露も知らないただの漫画読みな私がその話を知るのは、翌日のこと。そう、美少女に対抗したい女子がみんなオタクの肩を持ち始めてから、でした。
どういうわけか、オタク文化関係のない女子が朝からアニメ雑誌広げて声優さん対談読んでる。
ホワイ…?世の中にオタク改革起こったですか、と思いました。
違います。ただの「美少女憎し」です。
そんなわけで、学校内は知らぬ間にすごい争いになっていました。
その話を知った「そんなしょうもないことでいじめとかするなんてやっぱオタクはおかしいわ」派の男子の人々がやたらと声を大きくしていたのです。
オタク関係ない女子のにわかオタクぶりも大概痛いものでした。
だって、彼女ら普段はジャニーズとか追っかけてはるやろ、という感じで。
もうなんかどっちについてもえらい非難されるんですよー。
私なんて言わば普通の漫画読みです。今の子は漫画読んでる子は普通なんです。でも、実は「声優さんに賢い人間おらんやろ」の美少女の意見は実は私の思っていた意見でした。
実は私も声優さんの対談とか読むたびにものすごくため息ついていたのです。
とはいえ、この状況で美少女側につくとか、無茶言うなっていう話でして。
ああ、もう、家に帰るたび、疲れた疲れた、というていますと、兄が少し心配して話しかけてきまして。状況をあれこれ伝えると、それにはいい手がある、というのです。
美少女の失言の取り返しはイケメンにさせればいい、というのでした。
な、なるほどねー。「そんなしょうもないことで揉めるなんてお前らには主体性がない」って言わせればいいのね、なるほどねー。
そんなわけで、兄の知り合いにイケメンがいましたので、そのように事件は収束したわけです。
嘘のような、本当の話。
でも、これって普通に声優さんがまともなこと言ってれば最初から片付いていた事件ではないか、と疑問を持つのでした。そもそも、オタクって好きな人の発言に対しては発言の精度は求めてないからね…と…。それがオタクの一番バカにされる所以なのに、そこが伝わらなくてよかったのかなあ、と。私は今でも疑問を持っているのでした。終わり。
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