にざかな酒店

みゃんおー語辞典(皆月編)

というわけで、か行の人数は多いわ、皆月家の語るべきことが多すぎるわ、で皆月ちょっと分けてみました。
かなりこれだけでゼハー、な雰囲気です。では続きでどうぞ。ネタバレ百パーセントです。
みゃんおー語辞典か行(オリジナル語句、というか皆月編)
というわけで、オリジナル語句があまりにもか行は多いので分けてたのでした。キャラ名がか行多いと思ってたら、何気にシリーズやタイトルもか行多いよ。でもとりあえず、皆月語るだけでえらい行数になったので皆月だけとりあえずお届け、で。やっぱり辞典は終わりなき道であった…。もはやちょっと後悔の域である。
追記で「貴志美刑事」「貴志美諒子」「岸本太郎」の語句を追加。

「皆月空斗(オリジン)」ってことで、初期の空斗はまず、たまたま寝室に父の本「虚空のランチ」が転がってたので(その本ちゃんと読んでないんだけど)なんとなくこのタイトルからインスピレーションを得て「虚空の食卓」というタイトルにして、死ぬ手前の夢で地球の化身の女の子と出会ってこれまでの人生悔いはなかったみたいな話をする話にしてたのでした。その時の男子が名無しだけど気に入ってたので、このキャラをなんとか使いましょう、と頑張ったのである。その時に文月や月影の形もぼんやりと見えてて、さらにこねくって魅厘や李々や琉留が現れたのでした。(続く)
「皆月空斗(中間地点)そんなわけで、ギャルゲー風味小説ってことで、その時やってた月姫などに影響を受け、そんな話を書きたいな、と模索していたのですが、なにせ前提条件が死ぬ前の話、だったためにどのルートでも死亡率百パーセント、という筋書きになってたので、うーん、こいつ殺したくないんだけどな、ウンウン、「は、いっそ不死身にしてしまえば!」(ばか)
このアホな天啓により、彼は不死身モードになり、やたらといろんな人に殺される浦賀さん風の三部作が中間地点として出来上がったのでした。あんまりだ…。笑わない安藤くんに対抗して泣かない皆月くん、って言ってましたよ。「町の生贄になるはずの人」がなんとなく不死身になって生き延びてしまったっていうパターンでした。っていうか、その時作者過労モードの真っ只中だったんですねえ。疲れすぎやねん。二作目のタイトル「いつか死ねるはず」でしたしね…まあ当然のように闇に葬られましたとさ。中間地点、おしまい。
死体消失トリックが「彼は不死身なのでそのまま起きて帰りました」というとんでもないものは普通に浦賀さんが自作で使っててびっくりしました。一応私のが先っぽかったのですが。ちゃんとミステリで使えるトリックだったんだねー…。
「皆月空斗(現在)」と、いうわけで空斗の話だけでだいぶ行数食ってますが、やっと現在の空斗くんですよ。まあ彼の過去話も色々あるのですが、ここに来るまでにだいぶ疲れたので簡単気味に。
知り合い連の間を色々とウロウロさせられ、従姉妹の魅厘のところにたどり着いた彼は身長187、5センチの長身に、天然の茶色のくせ毛、なんとなくいつも青い服をきて、なんとなくぼーっとした顔で、という容貌だった。なんとなくぼーっとした顔なのに目は真っ黒でちょこっと不気味と言われる。皆月家ではなんとなく琉留さんにラブ電波を出され、作中色々あるけどどのルートも「なんとなく琉留さんに行ってるな、彼は。」な感じが醸し出され、いつの間にか番外編がえらいラブラブな感じになっている、というよくわからない経歴をたどっている。
中間地点ではどっちかというと李々だったし李々は犯人だったし死んじゃうし(ってか琉留に殺されてたし)それはそれはかわいそうだったので、今の彼はなんというか、色々とあれですねえ…。
ちなみに、琉留さんは当然大好きだが、次点は月影である。文月のことは月影が好きな女の子、としか思っていない。結構友情の男なのである…うーん、というより、視野が狭いのだよ、彼は。
その次くらいに魅厘である。魅厘は可愛い姉として慕っている模様。
「皆月魅厘」
中間の魅厘さんは本当に脇役だったが、中間地点の彼女は「他人の能力を吸い取るのに他人と血を交換しなくてはならない」体質だったので、やっぱり中間地点では今より不幸である。っていうか、衛生的に血の交換しょっちゅうしてるのはやばいやろ、と今の設定に止まるまでに思い至りましたので、今では「能力を吸い取るのに多少痛い思いをするくらい」に設定の痛みがダウンされている。よかったね。
白い髪に白い着物、ではあるがイメージ的には実は「白い式(らっきょの)」をそのまま体現したデザインだったのでした。言われてみれば、ああ、と思う人もいるかもしれない。っていうからっきょの白い式、ってその単語が出てきた時点ですっごく期待したのにあの先輩が正体だったので心底がっかりでさあ…!あ、話が逸れました。
今の魅厘さんは、一応ヒロインの話もあるが、その性質は一言で表現できる。「成長した座敷わらし」座敷わらしだから微妙におばあちゃんっぽい女子でオッケー、そこも可愛い、な感じ。と思うようになってからめちゃめちゃ書きやすくなりました。昔は好きな要素詰め込みすぎで、エルスと同じでネタにしようにも書きにくい存在でしたよ。
なんとなく月姫的にいうと家族内では秋葉ポジションだし(従姉妹だけど)彼女がラスボスの話があってもよかったのではー、というのも、実は最初は考えていた。「李々!この泥棒猫!!」いやいや、魅厘さんはいい人ですから。そんなことは。まあでも能力的には文月と同じように怪物入ってますので。なにせ「他の人の能力もぎ取って自分が使えたり人に分けたりすることができる能力」とかいうとんでもない能力なので。
その能力のために犯罪者の能力をすわされて害のないものに与えたり、封印の石に能力閉じ込めたり、とかいうしょうもない色々を日々させられている。皆月の当主は能力で決まるため、父母とも話されほぼ隔離状態なのでした。
「皆月李々」皆月家のお手伝いさんの双子の妹の方。魅厘さんルートおまけのような、反転の殺戮の反転、のヒロイン。一回理由があって琉留と能力と同時に入れ替わっています。反転能力、という人の一番奥底の嫌な部分を見せてしまって狂わせる能力の持ち主。この子が琥珀さんポジション、と見せかけておいて、双子の性格は両方とも明るいし、あれ、なんか微妙に違うっぽいぞ、ということでああいうオチに至りました。実は結構浦賀さん系の「失敗だらけ犯人ヒロイン」なのです。まあ彼女が失敗せんかったらあんな平和なことにはなっていなかった、ということで。
反転のシリーズは「御都合主義的ハッピーエンドに至る道、を敵がうまいこと利用して邪魔してる」というまさかの逆手取りだったわけです。反転の殺戮、って言葉がかなりネタバレだよな、と戦々恐々としていた作者だったのでした。あれってクビシメロマンチストの表紙くらいのネタバレだよね…。反省。そんなわけで「リバースオブエンド」というシリーズ名を用意してたのに、「リバースエンド」ってラノベがあったらしいのだよ。英語初心者のオブの多用。恥ずかしい。
中間の話ではなかなかのファムファタールぶりでした。が、琉留さんにやってることを空斗さんに全部バラすぞー、とか脅された挙句加害者になってかわいそう(頭蓋骨の楽園的に)と殺されるエンドでした。中間小説の琉留さん、鬼や。実は反転シリーズもバッドエンドがあればそんな感じのエンドが挟まれる予定でした。バッドエンドねえ…そもそもはバッドエンドが書きたくって頑張ってギャルゲー風小説にしたんじゃなかったっけ?ほんとにもう。
「皆月琉留」というわけで、中間小説の鬼っぷりが明かされてしまいましたが。ちゃんとした形になった方の小説ではまだ李々が犯人だと気づいていなかったようです。まあちょっと彼女ぽけっとしてるし、魅厘や空斗のフォローで毎日大変だったのでしょう。っていうか彼女の能力同調能力、は疲れた人にそっと寄り添ってしまう能力なので、知らないうちにいろんな人の苦労に同調させられている。そりゃ大変だ。っていうか双子が犯人でそれに気づかないくらい、という設定だとこのくらいの設定を背負わせておかないとおかしいでしょう、というやつでね。
李々の能力が「反転」で彼女が「同調」である。
「貴志美刑事」貴志美諒子の関係者。っていうか多分叔父くらいの関係である。
なぜか空斗にとって微妙に運命を導く人でもあルガ、諒子の子供である李々と琉留を皆月家に送り込んだのもこの人。皆月家と警察は微妙に助け合うようなにらみ合うような関係にあり、結構この人は皆月家に現れる。なぜか李々にも琉留にも微妙にこの人いい人っぽいけど結構きついからなあ…と思われていたりする。普段は温厚な紳士。警察ものの定石というのか、微妙に軽くキレやすい系の刑事と組んでいる。
「貴志美諒子」李々と琉留の母、である。失敗だらけの時間旅行者の鳥野と共に過去に渡り、李々と琉留をうむ。何気に子供時代の魅厘や空斗にあっているらしい。
彼女のおかれてる状況というのは昔はもっとわかりやすい虐待だったが、今の設定では多分「警察の一家に生まれてるのにろくに超能力に恵まれてない」ことに対する父親からのいじめ、である。
才能ってやつは人を悩ますものなのだ。家とか絡むと特に。彼女は耐えた、が、口を滑らし鳥野が凶行に至った、それだけの話であった。過去に行くとかどうとかは鳥野が勝手に言い出したことであり、彼女はそれに従っただけである。そういう人物。
「岸本太郎」番外編ばっかり続いてるのでみんな忘れてるかもしれない、月影の兄弟子である。通称岸太郎ちゃん。
「こんにちはー」と酒屋のドアを開けた時にその中にいた客に「ああ、びっくりした!!後ろにアンパンマンが立ってるのかと思った!」というのはうちのお客さんの事実談であり、外見はずいぶん若くしたその人のことを思って考えています。ってことで、アンパンマンに似ている。月影と文月が一緒に歩いていたところを車で通りがかった時、文月が「ねえ、今の人…」とかむにゃむにゃ言いだしたのは、アンパンマンに似てるって言いたかったけど言えなかったってやつなのだ、そうなのだ。
まあそんな感じの外見であるが、長身で筋肉質、性格も温厚な男前、と割とスポーツ会系のいい人を絵に描いた人である。月影が密かに憧れているのも無理はない。
何気に殺戮の反転の裏でいい仕事をする。兄弟子だからね。殺戮の反転のその後では魅厘とちょっと仲良くなるようだ。役得。
「清糸和麻」この人は魅厘の前の当主である。李々の語る過去編にも登場。あの過去編、ね…。あれの最後の方の展開ではあなた一体どうしたの、と思われていたかもしれません(苦笑)
彼は皆月の当主の能力のために痛い目にあっていたその前の当主に、逃げるんならその能力渡せ、と迫り、偽物ではあるが当主の役割を果たし続けた、「いい人」である。能力で「自分の能力による凶暴性」を人に迷惑のかからない「甘いものに食べたい欲望」に変換し続けるほど考えて行動していたのにあまりの超能力犯罪者の多さと元々の能力者ではない、という痛みの強さ、それから「お前は酒乱でキス魔なんだから洋酒のケーキ封印ね」というもはや長老の嫌がらせ的行為、の前にダウンしてしまい、当主の座を魅厘に譲ることになった。あんど、その過去編のあと数年は生きていたが、能力の使いすぎと体の痛めすぎで40手前でお亡くなりになってしまった模様。ほんとは80くらいまで生きるような生命力だったのにねえ…。
みゃん家の中で漫画みたいなアホな食べっぷり、しかも甘いもの、を披露するのは彼だけである。漫画みたいな食べっぷりって私どうも好きではなくて…量食べたからいいってもんじゃないと思う…。その性質を追うのが一番不幸な人、というのもなんとも言えないポイントです。
あ、実は番外編で皆月家の庭に幽霊として現れる、というものが想定されていたとか。知らぬ間にその話書きそびれてましたが…。
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