入口の山門で既に感動し、後ろを振り返ってみたり、雪を被った狛犬を撮ったり、ここですらかなり時間を費やしてしまいました。
門をくぐると、すぐケーブル乗り場がありました。普明殿と名前がついています。
今回は歩けそうなので、清少納言も言っていた、近くて遠いつづらおりの参道を上ります。
今なら、この清少納言のブログに「いいね!」を押しそうですが、昔なら「御意!」ボタンですね。
あ、奥の院は行けないのか〜
魔王殿という興味をそそられるところに行きたかったのですが、雪で止められていました。ちなみに31日午後から、開門したそうです。
本当に前日まで雪がすごかったようで、あちこちで雪だるまが作られていました。
放生池もカチカチ。
写真は撮っていませんが、吉鞍稲荷社があり、荼枳尼天様がお祀りされていました。こちらで一月中にお参りできて良かったわ!と思いました。
少し上ると、「魔王の滝」と「鬼一法眼社」「由岐神社」の看板が見えました。
夫は「おー、鬼一法眼社があるー!」と鼻息荒くしておりましたが、私は知りませんでした。
鳥居の上の方に見えるのが、お社です。
鬼一法眼は一条堀川に住んだ陰陽師で、牛若丸(源義経)のお師匠さんだと言っておりましたよ。
一説によると、義経は兵法の大家、鬼一法眼の娘と通じて、兵法書「六とう」を盗み出し学んだそうです。じゃあ教えてもらってないのかな笑
雪で近くまで行けなかったので、魔王の滝がわからなかったのですが、このお社の隣に滝があるようです。
あの社の下に長い棒みたいなのが見えますが、温かい時期ならそこから水が落ちてくるようです。
念願の雪をザクザク踏みます笑
いい天気なので気持ちよく上っていきますよ。
すると由岐神社が見えました。
由岐神社
祭神は鞍明神
天慶三年、天慶の乱が起きて、朱雀天皇の勅により、鞍馬寺に遷宮し、北方鎮護を仰せつかった鎮守社で、鞍馬の火祭りは、その時に里人がかがり火を持って神霊を迎えたことによるものだそうです。
想像しただけで、優麗な景色が浮かびますわ。かの時代にタイムスリップ。
今、改装中みたいで、奥に上がれませんでしたが、お参りを外からしようと上がると、鳥居の中にすごい立派な御神木が見えました。うわ〜入れないのか、残念と思っていましたが、
もっと脇から上っていくと、入ることができて、近くで見ることができました。
本当に大きくて立派なのですが、写真では伝わらなくて残念です。
あまりにこの杉に感動したので、この杉の剥がれた破片でできたお守りを拝受しました。
そして、このすぐ上辺りにあるのが、義経公供養塔です。
供養塔の写真は撮っていませんが、この場所に牛若丸義経が住んだ東光坊があり、跡地に昭和15年に供養塔が建てられたそうです。
義経の魂は少年時代を過ごした鞍馬山に鎮まっていると伝えられています。
どんどん上っていくと、五町目の石碑に言清浄と。言葉を慎むと書いてありました。
なぜここにあるのかなと思いましたが、私への戒めのお言葉と受け止めました。えへへ。
ほんと、気持ちいいです♪
中門につきました。
元来、山麓の仁王門の横にあって、勅使門、四脚門と呼ばれ、朝廷の使いである勅使の通る門だそうですが、ここに移築されました。
上っていくと、参道が石段となり、皇后陛下行啓御休憩所という石碑があり、大正13年に貞明皇后が行啓の折、休息された場所だそうです。
この石段を、裸足で上るグループがおられました。感じるんだ!かな。
巽の弁財天社に着きました。
水琴窟があり、耳を覚ませて聴きました。
右手の階段を上がるともうすぐ着きそうです。
後ろを振り返ると素晴らしい景色が広がっていました。
本殿に到着!
着いたら嬉しくて、あまりお寺の写真を撮っておりませんでした笑
まず、本殿後ろから見た景色。
尊天様の見られる景色ですね。
本殿。
わぁ、ここかー!
ようやく着いたと感動しました。
小走りに参拝に行きました。
続きます。