南英世の 「くろねこ日記」

断捨離

猫がいなくなったのを機会に、不要になったものを捨てることにした。何回目の断捨離だろう。今度はスキー道具一式、スケート靴、古いバッグなど、これまで大切に取っておいたものも思い切って処分することにした。
 
 
これらの中で一番の思い出にのこる品はスキー板である。20代のころ散々滑った。おかげで1級バッジを取得することができた。1級バッジは教員になってから大いに役立った。
 
 
 
 
大阪に出てきてから気軽にスキーに行けなくなったので、代わりにスケートを試みた時期がある。さっそくスケート靴をあつらえた。道具は最高のものを準備するのが南流である。伊藤みどりの靴を作っている職人さんに依頼して特注で作ってもらった。スケートをやっている人から「バイエルを習っている人がグランドピアノを買ったようなものね」とからかわれた。
 
「人生に無駄なものは一つもない」とよく言われる。しかし、よく考えれば「人生は無駄だらけ」と言えなくもない。例えば、これまでに仕事がらみで買った本は1000万円くらいにはなる。しかし、その大半はすでに処分してしまった。絵もいっぱい買った。どの絵もそのときはたまらなくほしかったものだが、手に入れてしまうとそのうち飽きが来る。
 
 
 
 
 
入れ物があればその分モノが増える。
今回、断捨離をしたことで空間にだいぶゆとりが生まれた。
 
 
 
さあ、空きスペースをどう活用しようか。またがらくたが増えるだけかも。
 
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