南英世の 「くろねこ日記」

小学校教員の平均給与





面白い記事があった。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191103-00023442-gonline-bus_all


図では校長は社長と位置付けられているが、社長というよりは「支店長」だろう。
記事には小学校の校長・教頭の月給は45万円、42万円とあったが、まあそんなものか。ボーナスを含めた年収が16か月とすれば、45×16=720万円。

高校の場合はもうちょっといい。それでも校長の年収は8ケタには届かないはず(なったことがないのでよくわからないが 笑)。支店長としての責任の重さに比べて給料が安すぎる。

支店長への登竜門である支店長代理(=教頭)の労働条件はもっと過酷だ。毎月100時間~200時間近い残業を強いられたうえ残業代は一切出ない。だから教頭のなり手がなくてどこも困っている。

高校の場合、60人の教員がいたらその約9割は平教諭だ。校長1、教頭1、主幹教諭1~2、指導教諭0~1。主任(=各分掌の部長)は持ち回りのことが多く、給料面の優遇措置はない(あっても気が付かない程度しかない)。

今学校はかなりえげつないブラック状態にある。現在の給料は1か月の残業が8時間程度だった時代の遺物だ。教育を軽視すると、その影響はボディーブローのようにじわじわ効いてくる。
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