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南英世の 「くろねこ日記」

立憲主義

小林節慶応大教授の本を読んだ。いい本である。全有権者に読んでほしい本だ。政治家は憲法を守れ!法律は憲法に基づいて作れ!小林教授はそうした「縛り」がなぜ必要なのかを絶対王政にさかのぼってわかりやすく説く。ところが、立憲主義という当たり前のことを、多くの有権者、国会議員が理解していない。

「安保法制は憲法違反である」。2015年6月4日に衆議院憲法審査会に出席した三人の憲法学者が口をそろえてそう証言した。


それにもかかわらず安保法制は可決成立した。物事には手順がある。安保法制が必要なら、憲法を改正してからやるのが立憲主義の考え方である。法律を先に作っておいて、あとから憲法改正するのは、手順が「チ ガ ウ ダ ロ ー」。ここは一度安保法制を破棄して、もう一度リセットしてやり直すべきである。

人間は間違いを犯す。政治家も人間である。だからこそ、政治家を含む国家権力を担うものは憲法を守らなければならないのだ。憲法に基づかない政治は、国を危うくする。

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