親より豊かになれない!
努力しても豊かになれない!
夢すら持てなくなってしまっている!
中流なんて高嶺の花
親って偉いなあ
子育てして、ちゃんと家まで持っている。
1994年の所得の中央値は505万円だった。それが2019年には374万円にまで減少している。中流とは一般的に「所得の中央値の前後6~7割を含む層」をいう。マイホームを持ち、自動車を持ち、趣味や旅行にもお金を使うゆとりがある。そんな世帯が中流のイメージである。ところが、非正規雇用が4割を占める今日、そんな中流は「高嶺の花」になってしまったという。
中流が崩壊した原因は、1980年代から本格化したグローバル競争である。中国などから安い製品が流入するようになり、日本企業は価格競争にさらされた。利益が減少した企業は利益を補うためにコストカットに走った。非正規雇用の採用、開発費や投資の削減、賃金の引き下げなどが行われ、安い外国人労働者も導入した。しかし長期的には、企業のイノベーション力はますます低下し国際競争力を失うという結果を招いた。
中流再生のための処方箋は一つしかない。企業のイノベーション力を高め、儲かる企業にすることである。そのためには何が重要か?個人的には教育力を高めること以外にないように思う。