続く

　逃げた坊主は、書物を、書き始め、記録を残し始めたのだ。

　書物の名前は、「怒り」である。

　それに、目を付けたのが、2代目暗天大魔王、夏優子だったのだ。

　夏は、優しくし始めた。

続く

　地獄王多比良様「軽犯罪」
　
　そう呟いたのは、多比良様であったのだ。

　現生の坊主達は、頼るところもなく、最後の1人になるまで、追い込まれたのだ。

　そして、その1人は、こう言われた。

　地獄王多比良様「書物を、書くのだ。記録を残せ」

　坊主は、頷いた。

　

続く

　現生の坊主達は、最終手段に出た。手はないが、これが、あったのだ。

　国を動かす事。これで、止まると思ったのである。

　地獄王多比良様「甘い！　良い線は、行っているが、甘いのだ！」

　地獄王イカリ様「そこを攻めて！　そこも。次は、そこを押さえる！　早く！」

　地獄王イカリ様の的確な指示により、どんどんと現生の坊主達は、追い込まれる。

　

続く

　地獄王多比良様「ライラ！　田後！　圓角！」

　様々な呪いを、出し、ついには、暗殺に、手をかけた。

　その時、夏優子は、多比良様に、呼ばれた。

　地獄王多比良様「暗殺を、手伝うのだ。分かったか！」

　夏優子「分かったわ。全員を、暗殺するつもり？」

　地獄王多比良様「そうだ！」

　現生の坊主達は、逃げ惑った。

続く

　皆が、集まりだした。

　地獄王イカリ様は、こう言う。
　地獄王イカリ様「この世は、この坊主達の、悪行により、混乱を、招いている。これは、霊界の坊主達とは、違う枠で、戦うわよ」

　現生の坊主達は、泣きわめいていた。

　思えば、長い年月をかけ、ここまで来たものだ。

　その歴史に、終止符が打たれようとしている事に、悲しいのだ。

　事は早い。

　地獄王多比良様は、閃光の様な光を出し、現生の坊主達を、呪いながら、戦っていた。

　現生の坊主達は、なすすべがない。理解は早いが、打つ手がないのだ。