SORAというのは、トヨタが販売している燃料電池バスの名前です。2018年3月に東京都交通局で走り出して以来、2年とちょっとでだいぶ数が増えてきました。
ディーゼルエンジンで動く普通のバスは、バスの車庫内に併設されている給油スタンドで燃料を補給することがほとんどですが、水素ステーションを併設しているバスの車庫というのはまだ無いようなので、SORAは外部の水素ステーションで燃料を補給しなくてはなりません。
ということで、うちのMIRAIが燃料を補給していると、いろんなSORAがやってきて、バス好きには楽しくてたまらないわけです。
東京都交通局のSORA。最初は3台で走り始めましたが、いまでは60台以上に増えました。水素ステーションで横に並ぶのも珍しくなくなりました。乗客としても、何度も乗っています。
SORAの燃料補給口はこうなっています。お願いして写真を撮らせていただきました。ありがとうございます。
当然といえば当然ですが、MIRAIとまったく同じ造りになっています。キャップのデザインも一緒。充填口の左側についている、白い扇型状の赤外線通信機も同じ。
SORAの水素タンクの容量は、MIRAIのちょうど5倍の25kg。路線バスが燃料を空っぽにするまで走ることはないわけですが、満タンにするにはそれなりに時間がかかります。
次は、京浜急行バスのSORA。まだ1台しかありません。毎日、決まった時間に水素補給にやってきますが、台数が少ないのでなかなか出会う機会がありません。
SORAは黒い部分が多いので、普通のバスよりもデザインできる部分は少ないわけですが、それでも会社の独自性は伺えますね。
京急バスのSORAは、前後に「速度60キロ制限車」の表示があります。いわゆる「基準緩和バス」であることの表示ですが、これは、路線によっては一部に首都高速道路が含まれるためです。
高速道路を走行するために必要な、シートベルトや立席設置等に関する基準の緩和を受ける条件の一つとして、最高速度が60km/hに制限されているわけです。
最後は、東急バスのSORA。まだ走り出したばかりで、目の前でみたのは初めてです。
ナンバーが「109」なのが、いかにもという感じ。
水素ステーションの建設には費用がかかるので、バスの車庫内の設置は難しそう。今後、燃料電池バスが増えてくると水素ステーションで出会う機会が多くなるかも。
こうやって、いろんな会社のバスが並ぶと楽しいですね。
私も、エアロキングの記事を毎回楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。