今朝は母を眼科医院に連れて行きました。左目の違和感を訴えていたことと、緑内障予防の目薬を膝の手術以来指していなかったこととで、一度診察を受けさせることにしたのです。
10時前ごろから目の検査をいくつかして、診察を待つ間、私と並んでベンチに座っていた母は、看護師さんや私ととりとめのない話をしていたのですが、ふと気づくと母の様子がおかしいのです。一瞬眠いのかと思うような薄目で身動きをしません。肩や背中をたたいて呼び掛けても反応がありません。看護師さんたちも気づいて呼び掛けてくれて、1~2分で目線を動かして唇が動き始め、なおも呼びかけるうちに何かを話し出したんですが、言葉になっていません。もし脳に問題があればいけないので、と院長先生が救急車を呼んでくださいました。救急車を待つ15分ほどの間に、母は正常な状態で会話ができるようになったんですが、症状の原因がわからないので、大病院に連れて行ってもらいました。
救急外来で、状況・状態の確認と脳のCTやMRI(これは母が音に我慢できなくてうまくいかなかったようです)を撮って、医師の見立てとなりました。途中でも次々と救急患者が運ばれてくるので、11時に病院に入って3時にやっと診断がありました。その間、移動用のベッドに寝かされたままの母は、朝ごはん以降飲み食いが全くできずに、MRI検査のつらさが加わり、点滴で思うように身動きもできないストレスで、癇癪を起こしかけていましたが、検査の結果、母が一番恐れていた脳の出血や腫瘍などがないことがわかってホッとしていました。ただ、脳の萎縮はかなりのもので、認知症的な症状が出始めているのもうなずけました。
医者の説明では、緊急の脳の問題がなかったが、原因は不明で、神経の専門医がいる明日水曜日に改めて診察をするので、今日のところは入院してほしい、ということでした。
それからは、母はすぐに病室に移動、私は慌てて入院の手続きを済ませ、入院受付でも説明や書類記入、病棟で看護師さんの説明を聞くなどして、荷物を取りに帰ったのが4時すぎでした。妻は昼前にいったん病院に来てくれて、2時ごろに帰宅し、学研教室を開いていました。とりあえず必要な物品を用意したのですが、母の着替えなどは私にはわからないので、6時に学研教室が終わるのを待って用意を整え、病棟まで持って行きました。
病棟では、コロナ対策で、入り口のナースステーションまでしか行けませんので、入院中は母との面会は禁止になります。看護師さんの話では、入院は何日間になるかはわからないそうで、明日に医者同士の診断があって、医者からの説明は明後日木曜日になるだろうということでした。診断結果でさらに検査や治療が必要となると、入院が長引きそうです。早ければ明日の午後に帰宅できるかもしれないと思っていたので、それが思い違いになりました。母もたぶんそう思っていると思うので、ガッカリして認知症状が進まないか心配です。今のところ母は元気で言動もしっかりしているそうで、なんとかそのまま頑張ってほしいところです。
一昨日にめまいを起こして、それがすっきりと良くならなかったし、認知症の心配もあったので、脳のCTがとれたことは良かったと思っています。あとは深刻な診断が出ないことを祈るばかりです。
ということで、今日は思わぬ昼ご飯抜きになってしまいました。7時に帰宅してから晩ご飯を用意する気力がなかったので、妻がお昼ご飯にと買っておいてくれたヤオヒコの丼物で、晩ご飯にしました。
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中華丼、天丼、鮭と卵の丼です。マツタケの香りお吸い物と、水ナスの浅漬け、明太子も出しました。お昼ご飯としては美味しいんですが、晩ご飯としては物足りない食事になってしまいました。でも、緊急だし、仕方がないな。
実は、昨夜、夜中の2時過ぎに、母が幻覚・幻想を見て、私たちを起こしに来たのです。夜のうちにデイサービスの施設に行ってた、だの、知らない男が嫌がらせ(歩けないように邪魔なものを置いたり、自分の服を天井からつるしたり、人のおなかにろうそくを立てたりするんだそうです)をするので、部屋の前にいる妻に助けを求めたのに知らん顔をされた、だの(もちろん妻は私の横ですやすや眠っていました)、かってに部屋に入り込んで嫌がらせをする誰かに対してもう辛抱ができないので、大声で怒鳴りながら私を呼び起こそうと廊下を歩いたらすべての電灯のスイッチに紙などを張り付けてスイッチが押せないようにしてあった、だの。仕方がないので、母と二人で母の部屋に戻りながらスイッチ一つ一つに異状がないことや施錠がすべてされているのを確認して歩き、母の部屋で興奮しながら話す母の話を一つ一つ聞いては、それが夢や思い違いによることを説明していくと、15分か20分で母も自分の話の不整合に気づいて、冷静に自分を振り返ってくれました。ということがあったので、寝付かれないままにネット検索していると、その症状がレビー小体型認知症に似ているのを知りました。その心配も、明日の診察で明らかになるといいなと思っています。
それにしても、眠い、疲れた…