毎日が遺言

風に揺れるサクランボ

 亡父が植えておいたサクランボの木。いつも放ったらかしで、実がつくような作業も、いや、消毒さえしないままだった木ですが、一昨年に初めて実を採り、去年は10個あるかないか採れて、何とも言えないさわやかな甘さを楽しみました。
 で、「今年は消毒ぐらいはしよう」と(笑)、梅の木の実の付くころに、ついでに木の消毒をしておきました。すると、なんと数十個の青く小さな実が 野菜の消毒のついでに(ついでばっかりですが)実を消毒しました。
 ところが、昨日畑の作業の時に見ると、紅くなりかけたいくつかの実に鳥のつついたあとが
 木に網をかけるには、木が大きいのですが、少しは鳥よけになるだろうと、手の届く高さまでを網で囲っておきました。
 すると今日、先ほど畑に行くと、二つ三つ、ほんのり赤みを帯びた実が、風にゆられておりました


 ぶれてしまっていますが、何ともカワイイでしょう
 もうそろそろ食べられそうです。今年はいくつ採れるかなぁ…

 このサクランボの木を見るたびに、父親が何を思って植えておいたのだろうと思う。自分で進んで苗を買いに行って植えるような人ではなかったので、たぶん誰かにもらったか、野菜苗を買いに行った時に衝動買いしたか(笑)、たぶんそんな感じだと思うのだけれど、サクランボのみを美味しい美味しいと家族が食べるのを夢見ていたんだろう、きっと。たった一人の内孫の、嬉しい顔を想像していたんだろうなぁ。
 父が亡くなった翌々年にサクランボは初めて実をつけました。生きている間に食べさせたやりたかったけど、それはしかたのないこと。だけど、父の思いを受け継ぐように、サクランボは生ってくれています。それをこれから私が受け継いでいくのです。
 こうして、畑の命と共に思いは受け継がれてゆくのかも知れませんね。




 これはさつきの花。上のさつきは、実物はもっと朱色がかって、美しいのですよ。


 畑に咲くセキチク。この花は長く咲きます。

 「年々歳々花相似たり」 花も命を継いでいってるんですね。

コメント一覧

みらパパ
http://yaplog.jp/mirapapa/
> 与作さん
ディスク、吊ったことがあるんですが、効果はありませんでしたね~。
鳥ってすぐに慣れてしまうみたいですね。
やっぱり鳥も生きるのに必死です。

> 敷かれる夫さん
あ~、やはりそうですか。
野菜なんかでも、ある程度鳥と虫は仕方がないと思っているんですが、でもやっぱり悔しいっすよね~。
マメに採るようにしないといけませんね。
敷かれる夫
http://yaplog.jp/pu-yome/archive/900
サクランボに限らず、果物の類は鳥や野生動物との戦いですよね。

私も実家庭にサクランボの樹を植えているのですが、半数以上は鳥に突かれるか風で落ちてしまいます。

霞網で覆ったりしたのですが、鳥よけ効果は今一つ。
風が吹くと霞網に当たった実が落ちてしまうなんてことも。


鳥は食べ頃がわかるのでしょう。
「明日には完熟しそうだな」と期待し次の朝を向えると、その早朝に食われていたりします。

仕方なく私たち家族(主に私と母)は、完熟前の実を摘んで食べています。
与作
ほぉ、、さくらんぼですね。
可愛いですよね。大好きです!
甘酸っぱくて、、。
鳥に食べられないようにしないとね。
キラキラのディスク(CDとか)なんかも掛けておくといいとか、、聞いたことあるけど。効果のほどは??です。
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