紛うことなき黒柴みかん

早朝5時…

私の眼前に、黒くヌラっとした何かが横たわっている。朝の陽光に鴉の濡れ羽の様に艶めくソレは人ならざる不気味な気配を漂わせ、呼吸毎に濡れ羽の一本一本がヌラヌラとした光を放っている。

うーむ…

冒険小説 or エロ小説みたいな書き出しになってしまいました

ま、黒いソレは紛う方なき、黒柴みかんなんですけど…

【烏(カラス)の濡れ羽色】と言えば、万葉の時代は黒く美しい女性の髪の事を指したそう。艶めく黒という色は不思議な魅力を備えた人ならざるナニカの様に感じますね。

ま… 当然、人ではなく柴なんですけど…

さて…、玄関で待ってるって事は『早く散歩に行こうぜ』って事ですね。

はいはい…

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