『愛として生きる』経過１

『愛として生きる』（約16×22cm）414層

『私は空（くう）～すべては消える～』の後にいったい何が描かれるのか、全くわかりませんでした。色とシンボルだけは見えていましたが。

描いている間時々内側から何か文章を書きたいという強い衝動を感じましたが、何を書いていいのかわからず、結局何も書きませんでした。
絵が完成した時、発熱する感じで関節痛がありました。円のシンボルの絵（『私は完成する』『私は空（くう）～すべては消える～』『愛として生きる』）を3枚並べると反応が強烈で、２日間微熱が出ました。何とは言葉にはできないのですが、自分の中の何かがはっきりと変わったのがわかりました。握りしめていたものを手放せた、そういう感じでした。

数年前、自分について思っていること、自分を定義しているものを全部書きだすということをやったことがあります。自己大全というようなものを何日もかけて書きだし、書くたびに書いた紙を燃やして手放しました。そして毎回最後に「本当の私を教えてください」と聖霊に聞きました。
1週間目に答えが返ってきました。自分の内側からはっきりとした声が聞こえました。
「あなたは愛そのものです」と。

すべてが消えて、ここにあるのは愛だけ。それも完全なる愛だけ。完璧に満たされているから何かを求めることはなく、ただ愛を延長するだけ。自我の言う“愛”とは別のもの。

この絵は、愛として生きること（本当の自分として生きること）を妨げるものの解放を促すのかもしれません。