ハートは聞いている

「音が生まれる所」を描いて、その後、音についての瞑想ワークをしました。
音や音楽について、今まで自分が持っていた記憶や様々な概念、思い込みを解放するようなワークでした。

そのワークを行った翌日、気づきがやってきました。

全てのものが、全ての人が音を出している。すべてのものはそれ特有の周波数を持っているから。
その音は、私達の耳には聞こえない。でも、耳以外の部分でその音は聞かれている。
耳には聞こえない音はその人のすべてを現し、何も隠せない。
私達は耳には聞こえないお互いの音を聞いて、言葉での会話をしていない時も、常にコミュニケーションをとっている。
言葉でうそをつくことが出来ても、自分の出している耳には聞こえない音は偽れない。
私達は、本当には何も隠すことなどできていない。


アニー・ボッシンハムさんのワークショップで聞いた、ハート（心臓）についての説明を思い出しました。

心臓の電磁エネルギーは、その人の周りを全方向360度に広がる、半径1.3mほどのエネルギー場を形成している。
心臓の電磁場は、脳の電磁場の5000倍も強力。
心臓は脳の感情センターと直接神経でつながって、独自の論理をもっている。心臓には知性がある。
人と人が出会う時、心臓の電磁場が相手と接してコミュニケーションをとっている。


耳には聞こえない音をハートは聞いている。ハートはすべてのものが出す音を聞いている。
それは偽ることのできない音。
誰かに出会う時、私達は本当の会話をハートでしている。

誰かが音を奏でる時、その人が発している聞こえない音の上に、耳に聞こえる音が乗る。
その２種類の音が混ざりあったものを、ハートと耳で聞いている。
これからすべての人にとって、ハートで聞いている音の比重が大きくなっていく気がしました。
五感以外で感じることができるようになり、耳で聞こえない音に敏感になっていく。

すべてのものから響くハートが聞いている音、その音に人は惹きつけられていく。そんなことを感じました。
何か物を見た時、私達はそれを作った人の音も、ハートで聞いているのかもしれませんね。