エックハルト・トールさんのDVD『エンライトメント』を観ました。
後半に彼が語っていることがとても素晴らしくて、メモ代わりに心に残った言葉を少し書き残したいと思いました。(青字はDVD内の言葉)
あなたは自分自身とすべての思考を一体化し、短命な肉体、私というストーリー、何から何まで短命なものと自分を一体化してしまったために、自分が誰なのかわからなくなってしまったのです。「本当の私」は形あるもの、あるいは言葉にして定義できるものではありません。
あなたは「存在そのもの」に気づくのです。その瞬間、あなたは相手の中に自分自身を投影しています。そして、過度の思考によって作られた分離感がなくなってきます。それが「愛」です。「愛」とは「すべてはひとつであること」「本当の自分」に気づくことです。
形あるものすべての奥底にある「私というもの」に気づき始めるのです。すると形ある世界はその密度と重さを失っていくことになります。あなたが体験する世界いわゆるあなたの人生は全く違ったものになっていきます。人生に「軽さ」と「輝き」が出てきます。
あなたが形あるものを超えた「本当の自分」に目覚めると、あなたが生き続けるこの形ある世界・夢に、その自覚が反映されるのです。つまりこの世界が脅迫的な場所ではなくなるということです。あなたが「本当の自分」を知らず、精神的にも肉体的にも完全にこの形と一体化している限り、他の形は基本的にみな脅迫的な存在になります。
あなたはもう外の世界からは得られないものを期待しなくなります。それは「本当の自分」であり、「平穏」であり、「本質への気づき」です。
あなたは人や状況など形ある世界によって幸せを得ようとしなくなります。また人や状況によって不幸になるかもしれないと、恐れることもなくなります。つまり「恐れ」と「期待」がなくなります。
エックハルト・トールさんがコーヒーショップで周りの人を眺めている時の話が本当に面白かったです。
彼は「意識の空間」としての本当の自分から、周りを眺めているので、周りにいる人はすべて様々な姿をした自分になります。他人がいないので、相手のことも本当の自分として愛として見ています。
そういう風に相手のことを見ると、あなたに接した人はあなたに何かを感じてあなたを愛するようになるそうです。あなたを通して「本当の自分」に気づくから。
そして、彼らの思考が勘違いをして「あなたはなんて素敵なんでしょう」とか、「結婚してください」とか言ってくるかもしれないって言ってました。(笑)
人は自分の本質がわかってもらえたと感じると、その人に惹かれていくものです。相手の本質に気づいて上げることこそが、最も素晴らしいギフトなのです。
人間は自分の本質に気づいてもらえた時、それを感じ取るものです。判断されていないことを人は感じ取るものです。
まだまだいっぱい心に響いた言葉がありました。とても良いDVDです。
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