みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

1000年アーキテクチャー(02)

2023-08-17 09:00:09 | 1000年アーキテクチャー
タイトルに2桁の番号をふってしまったが、果たしてそんなに続くだろうか。
1000年アーキテクチャーを考えるに当たって、まずは1000年残っているものは何か考えてみたい。
例えば奈良の法隆寺。1000年以上前に立てられた寺で、今も多くの人が訪れている。これは正に活きている遺産だと思う。これを人との関わりで整理したいと思う。まずはお坊さんがいる。お寺の主である。次に参拝者がいる。訪れる人がいるからこそ活き続けるのだと思う。そして火災などによって壊れた場合でも修復する宮大工がいる。システムとして考えた場合、建物と言う器があって守る人がいて、訪れる人がいて、修理する人がいる。どうやらこの3種類の人との関わりが器を1000年持たせるのに重要な役割をしているのではないかと思う。建物は器であって、本来の価値はそこにいるお坊さんの説法だったり目に見えないものが価値なのではないかと思う。しかし、時が経つにつれ建物自身も価値があがって、今ではただ見てみたいと言う理由で訪れる人が大半なのではないかと思う。僕たちSEからすると古い=負の資産と言う感覚なので、古くなって価値が上がると言う仕組みは興味深い。

1000年アーキテクチャー(01)

2023-08-17 08:02:10 | 1000年アーキテクチャー
皆さんは鎌倉殿の13人を見ただろうか。僕はテレビの録画機能を活用してなんとか概ね見たのたが、1000年近く昔の人の営みの痕跡が、今でも残り続けているとことに改めて感銘を受けた。伝説のような昔話であるのに、確かにその時代に人の営みがあった痕跡が今も残っている。それに対して今の僕たちの仕事はどうだろうか。最新テクノロジーに翻弄され、5年毎に流行りのテクノロジーを活用し、0から設計しなおす。大手の企業は毎年多大なシステム運行費用をつぎ込んでいるにもかかわらず、そこで作り上げたものは5年もすれば老朽化して作り直さなければならない。これでは年々肥大化するシステムを維持するだけでSEが人手不足なってしまう。SEの仕事はなんと儚く虚しいことだろうか。現代なって人類が手に入れたこの情報の建造物を5年で壊れるブレハブではなくて、SEの仕事によって1000年後にも残る構造にすることはできないだろうか。僕たちの仕事を何らか形で人類の資産として残るようにすることで、システムの維持の浪費のループから抜け出したい。その結果、1000年後も痕跡が残るようなそんな仕事をしたい。ということで、1000年アーキテクチャーと言うテーマで考えていきたいと思う。

はじめに

2023-08-17 00:07:36 | 日記
子供の頃は夏休みの自由研究と言う宿題があって、普段の勉強と違って自分の興味があることを自分の好きな深さでまとめるという宿題があった。今思うとあの時に調べた内容がトリビア的な価値とな
っていて、会話のなかでたまに役にたつことがある。
さて、ちょうどお盆の期間となり、仕事が休みになったので、大人の自由研究のつもりで普段の思っていたことを書き連ねてみたいと思った。
就職活動の時にある会社の説明会で「技術者の社会的な地位の向上を目指す」と言う言葉を聞いた。そこそこ社会人歴も長くなってきてようやく意味がわかってきた気がする。ここでは高貴なエンジニアを目指して、技術者倫理や哲学のような観点で、何かを書きたいと思う。
とは言え、あくまでも個人の戯言であるのである程度の不正確さはご容赦いただきたいと思う。